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Nakamichi CR-70 修理


 
NAKAMICHIのCR-70ですが、当初からアジマス調整用ボリュームがガリってましてアジマス調整がリニアに行えずにギクシャクしてました。幸い赤外線リモコンからの操作ではできていたので放置してましたが
完動状態ではない点が気になっていたのです。
 
まずは分解して問題のボリュームを摘出です。
 

 
こんな感じでボリュームは基板取り付けタイプで基板に半田付けされ、対基板コネクタ付ケーブルで制御基板に
接続されています。シャフトベースはパネル取付用のプレートにねじ止めです。
 
当初は分解清掃しようと考えていましたが、ケースとツメが一体のアルミダイキャスト製でツメを起こしたら確実に折れてしまうでしょう。
そうなると部品交換しか手は無いのですが、12mm角、厚さ5mm、端子ピッチ4mm、シャフト径6mm、シャフト長15mm、シャフトはリブ付スリットという今まで見たことが無い形状です。ネットで探しましたが、見つかりませんでした。仕方が無いので使えそうな代替品を探します。ちなみに電気的スペックは10KオームのBカーブです。
 
シャフトが同じ物を基本として検索。シャフト仕様が同一で、ボディが丸形で径が15mm、リード半田付けタイプでピッチが5mmのものを秋葉原で入手しました。探すとリブ付スリットは中々見つからないのです。
 

 
並べると結構サイズが違うのがわかります。廻り防止用のツメも90度ずれています。
 

 
半田付けは基板タイプでないので、端子を基板に直接半田付けするとパターンにストレスが掛かり、はがれてしまうので、ボリューム端子のハトメ穴にスズめっき線を半田付けしそれを基板にくくりつけることにしました。が、旧ボリュームをはずすときにパターンが剥離してしまったのでリード線で接続しました。。。
 
パネルへの取り付けは寸法的にギリギリでしたが、何とか収まりました。
横方向ではなく奥行きが厳しかったのです。
 


交換後は、例のCR70専用調整用冶具を使ってアジマスのセンター及び調整範囲を交換したボリュームに合わせて完成です。はやりスムーズに動作すると気持ちが良いですね