昨日に続けてCR-70のメンテ作業を進めます。
不具合を順番に行ってきましょう。
1.再生ボタンを押すと、ヘッドが上がるがすぐに下がるを繰り返す。
これは、三協メカのアキレス腱ともいうべき、リーフスイッチの接触不良が原因ですね。
接点洗浄などで接点のクリーニングし、仕上げに接点オイルを塗布します。
メカを取り出したついでに、他の部分もメンテします。
[クリーニング後の画像]
・キャプスタンベルト周辺のクリーニング
キャプスタンホイールを取り外して、ベルト接触部のクリーニング、キャプスタン軸のクリーニングと給油、軸受けのクリーニングとグリスアップ。
・カセットリッドオープン検出リーススイッチのクリーニング
・バックテンションベルトのメンテ
ベルトが溶解してましたので、クリーニング後に新しいベルトを掛けます。
ベルトの溶解は毎度苦労します。。。
続けて
2.再生ヘッドのリモートアジマス可変が出来ない。
再生アジマスの調整はモーターで動かしています。
再生アジマス調整ボリュームを動かしても、モーターへの電圧変化がありません。
念のために、モーター単独に電源を加えると動きますのでモーター本体は白です。
回路図を追っかけると、ギアと連動しているボリュームが不良でした。ボリューム両端で規定抵抗値ではないですから、抵抗体から端子への接続が断線しているのでしょう。
(片端とセンターでは抵抗変化あり)
手持ち部品が無いので、調達が必要ですので次に行きます。
3.リモートアジマス調整時にインジケータ表示がスムーズでない(ボリュームガリ)
この症状はCR-70の一号機で経験済みです。
アジマス調整ボリュームのガリですね。これも手持ち部品が無いので、調達が必要です。
今日はここまでで時間切れ。
部品調達後に再開です。