三協メカのモデルですので、サイレントメカのウィークポイントであるメカ駆動用のベルトが無いので、カム位置検出用のリーフSWの接点とギア駆動でないアイドラホイールのゴムリングさえ押さえておけば大丈夫です。そこを確認し、ヘッド及びピンチローラーの清掃をし、サービスマニュアルに基づいて調整をします。
それほど、調整点はズレておらず、自動調整などの機能を持たないシンプルなモデルですので、色違いであるBX-1(S)の調整も続けて実施しました。
こちらもほとんど調整点はずれてなくあっさりと20KHzで±2dBをクリアしました。ナカミチの2ヘッドは本当にびっくりするほど高性能です。
さて、新ナカミチ館に収められている機器は、ラジオ収録で使用するモデルなど優先順位を付けて順番にメンテしていく予定です。