本日の作業は、先日入手したナカミチの2ヘッド・カセットデッキBX-1Sのメンテナンス作業を実施しました。
これは、一応それなりに動く個体でしたが気になる点はイジェクト時の高速リッドオープンぐらいです。(笑)
三協メカのモデルですので、一通りメンテします。
・モード切替のリーフスイッチ接点クリーニング
・ピンチローラー駆動ベルト及びフライホイールのクリーニング
・ピンチローラーシャフトのクリーニング、注油
・アイドラホイールのクリーニング(ギア駆動メカなので今回は不要)
・ピンチローラーゴムのリフレッシュ
・カウンター駆動ベルトの交換
こんなところでしょうかね。
イジェクト時の高速リッドオープンは、ダンパー調整ネジで調整してみましたが、固くすると途中でスピードが一旦遅くなるという段付きの状態になってしまうので、部品取り機からダンバーを移植して対処しました。
これでメカ部分のメンテが完了したので、エレキの調整をサービスマニュアルに基づいて実施して終了です。
BX-1は最廉価版で機能が省略されています。
例えば、DOLBYはBのみでDOLBYオン時には強制的にMPXフィルタがオンになります。これで19KHz以上は急峻にカットされてしまうのですが、気にならないし、良い音なんですから不思議です。(笑)