本日の作業は引き続き481の修理です。
電源が入る様になったので、メカのメンテします。
早送り、巻き戻し時の巻取りトルクが弱いのでアイドラホイールをチェック。
アイドラのゴムが完全硬化でしたので、交換。
続いて、メカ駆動ゴムベルト。ここはお決まりの変形状態なので新品交換。
[左側が古いベルト、右側が新しいベルト]
ピンチローラーアームの固着は無いようですね。
一通りメカのメンテが終わったので、確認をする意味でメカの動作チェックをしたところで問題発生。
なんと、再生時にハブが動いていません。。。
ロジック制御に問題あり。
リールモーターへの電圧をチェックすると、確かに再生時には電圧が掛かっていません。
ヘッドは上がるので、再生制御信号を追って行っても問題なし。
むむむ。
続いて、ポーズ信号をチェックすると、オンになるべくトランジスタがオンにならずエミッタ電圧がフラフラしてます。
取り外して、チェッカーに掛けてみます。
hfeが5とな。。。(爆)
交換して無事に再生時のリールモーターに正常な電圧が掛かる様になりました。
やっと調整に入れます。
再生速度の調整OK。
再生ヘッドアジマスを調整しようと、出力電圧を見ると・・・
R側低い。L側出力出ておらず。
再生ヘッドが逝っているようです。481の為に虎の子の再生ヘッドを割り当てることは出来ませんので、481のメンテは此処までです。。。(泣)
ナカミチだけでは無いと思いますが、調子を崩した個体は芋づる式にダメージが広がっていて修復が困難になる傾向があります。
手遅れになる前の手当てはもちろん、日頃の手入れが重要ですね。