toby_Nakamichi’s blog

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本日の作業(2022/01/30、ナカミチBX-150S)

 

本日の作業は先日入手したナカミチカセットデッキBX-150(S)のメンテ作業です。

 

作業前のルーティーンとして毎回清掃を行っているのですが、この個体は筐体外側はそれほど汚れてはいませんでした。しかし、カセットリッドを開けてビックリ。

ものすごい綿埃りなのです。置かれていた環境を色々と想像してしまいました。

また筐体カバーを開けて、中も清掃したのですが、詳しくは記載しません。お察しください。(笑)

 

一通り清掃が終わって、やっと作業開始です。

 

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メカを取り出して、メカのメンテです。

 

 

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フライホイール清掃

・キャプスタンベルト交換

・アイドラーゴム交換

・ヘッド清掃

・ピンチローラー清掃

・リーフスイッチ清掃

・各部グリスアップ

・各部注油

 

一通り、メカをメンテすると、メカは正常動作しました。

テープパスも問題無いので、サービスマニュアルに基づいて調整作業を実施しました。

 

調整中に問題発生。再生出力でR側のレベルが不安定です。調査すると、このモデルは録音、再生の切り替えにリレーを使っていますが、リレーを軽くコンコンとするとレベルが変動します。原因はリレーの接触不良ですね。

一般的なピン配列のリレーなので、迷わず新品に交換します。非密閉型なのでクリーニングしても、又接触不良になりますからね。

 

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(左側:新品、右側:接触不良リレー)

 

問題解消しましたので、引き続き調整作業を実施します。

 

ワウフラッター規定内、周波数特性も20KHz±2dB(-20dB録音)に入りましたので、ヘッドを含めて良い状態になりました。

 

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調整後の試聴テストです。

 

上級機に比べると、音の厚みは若干薄いですけど納得のナカミチサウンドですね。