最終回は、前回作業から間があくと思っていましたが、本日1日時間が取れたので、パワーアンプPA-70CEの状態を測定することにしました。
パワーアンプの出力を直に接続するとオーディオアナライザが焼損しますので、負荷抵抗を接続します。中華のメタルクラッド抵抗(8Ω)を接続してから、オーディオアナライザに接続して測定します。
取り敢えず、出力1Wで歪率を測定します。
8Ω負荷時の1Wは約2.8V。
PA-70CEのゲインはAv=22なので、出力が合うように入力を設定します。
測定結果は0.0125%です。
ただし、オーディオアナライザ内蔵のオシレータの歪率が0.01%程度の状態なので、それより良い数値にはならないです。
気を良くして、10Wも測定します。
8Ω負荷時の10Wは約8.9V。
少し高め(11.3W)になりましたね。。。(汗)
測定結果は0.0190%です。
1W時より多少増えてますね。
100Wも測定したいところですがダミー抵抗が100W品なので、ヒートシンク追加無しの自然冷却では連続10W程度で一杯一杯ですから、止めておきます。(笑)
また、SGとオーディオアナライザを含めた測定系を考え、この測定値で大雑把に言って正常動作として問題無いでしょう。(未校正の測定器なので測定値は参考程度に)
最後に、スピーカーを接続して音出し試聴しましょう。
スピーカーは自作スピーカー1号であるフォス指定の標準バスレフ・ボックス+FOSTEX FE-103SOLです。
良い音してますね。
3時間ほど、そこそこの音量で試聴して、両チャンネル共にヒートシンクでの温度は約37℃で安定しています。取り敢えずメンテナンスは無事完了ということにしましょう。