本日の作業は前回作業に引き続き、ナカミチのパワーアンプPA-70CEのメンテナンス(その3)です。
何とか、左右のヒートシンク付きのアンプブロックを組み込みました。
特に、±電源、グランド、アンプ出力のケーブル接続のチェックは念入りに行いました。
これを間違えたら、これまでの苦労も水の泡ですからね。
念入りに確認したのですが、それでも電源を入れるのは怖いです。。。
覚悟を決めましたが「ドカーン」が怖くて、へっぴり腰で電源スイッチをポチっと。
フロントにあるリミッター回路にあるリレー動作、そしてプロテクトリレーが解除されて、まずは一安心です。その間のわずか数秒が永く感じました。
このアンプ、オフセット調整は無く、アイドリング電流のみ調整です。
DCオフセットは設計で担保されているということですね。
サービスマニュアルの記載に20分以上経過してからアイドリング電流を調整せよとありますが、規定値を超えていくので、冷間時は高くなると判っていてもビビります。
アイドリング電流を調整すると、温度が変わりそれに伴って値も変わるのですが、今回のメンテ作業で調整用半固定VRをオリジナルの1回転から3回転タイプに変更しているのでかなり調整は楽になっていると思います。
その後、1時間ちょっと通電。特に問題は無かったようです。
今後の作業としては、すぐにスピーカーを接続するのはまだ安心出来ないのでダミー抵抗を接続して歪率の測定などの確認後に音出しとなる予定です。
従って、最終回はしばらく後になると思います。
最後におまけ。今回のメンテ作業で交換した部品は
こちらです。ブロックコンデンサを除いて、ケミコンは全交換したのですが、交換部品はカセットデッキよりかなり少ないです。