本日の雑誌はステレオ時代VOL.20です。
今回も発売日に到着です。
今号の特集は、「トリオ/ケンウッド」と「TDK」の二本立て。
これまでオーディオとして、ケンウッドのプリメインアンプを使っていましたし、アマチュア無線はアイコム、八重洲ではなくケンウッド党でしたので、思い入れはあります。まだ斜め読みですが、今回ケンウッドの関係者には随分と多くの方に取材されたのですね。現在発刊されるメジャーなオーディオ誌には、過去のモデルにスポットを当ていることはまずないですし、発売当時のラジオ技術、オーディオアクセサリ、電波科学、無線と実験を見てみても、これだけの取材時間を割いて誌面にするのはないと思われます。
もう一方のTDKですが、こちらもテープは基本的にTDK党でしたのから、特集はどちらも親しみを持って読むことが出来そうです。こちらもパラっと見では、以前ナカミチのOEMで問い合わせた畠山俊三さんも登場されてますし、一度は行ってみたい「TDK歴史みらい館」も載ってます。
あと巻末の編集後記に編集長が気になることを書かれてました。ネコパブリッシングがカルチャエンタテインメントに吸収合併されたことで、発行部数が大幅に少なくなるので書店で見つけることが難しくなると。私の場合は定期購読しているので良いのですが、書店で購入されている方は、注意が必要かもしれませんね。
毎号入手したいと思える数少ない雑誌なので、私も微力ながら今後も協力させて頂きたいですし、継続してもらいたいと思います。
[目次]
特集:『T』と『K』の物語
トリオは日本のオーディオ界を支えた一社であり、同時に技術集団だった。トリオに始まり、
ケンウッドになり、現在はJVCケンウッド。
オーディオ界の変遷とともに業態を変え、すでにその製品群に昔の面影はない。
1970年代から90年代半ばまでの「TrioとKenwood」の四半世紀を、技術開発を中心に振り返ってみる。
・トリオとケンウッド・序章~DNAは、本当にあった
・ゲームチェンジャー登場。~プリメインの流行は一夜で変わった TRIO LS-1000
・T&K 最後のハイエンドモデル~「ラボラトリー」に込められた KENWOOD L-D1
・トリオの資産が活きた「凝縮型」カーオーディオ
・T&K 最後のハイエンドモデル~「ラボラトリー」に込められた情熱
TRIO KT-9900 / KENWOOD L-01 / L-02T
・正確な「回転」とディスクの「支え方」~CDにつながったアナログディスク技術
KENWOOD KP-1100
第2特集:TDKはおうして世界一になった‼
・TDK歴史未来館 ~TDKの歴史は日本の電子技術の歴史だった。
・TDK躍進の秘密は技術力に加えて高い発信力にあった‼
・アナログカセット時代の総決算~MA-Rを超えろ‼ TDK MA-XG Fermo
【その他コンテンツ】
■今、あえてCDで鑑賞する 筒美京平サウンドの世界
■ポータブル・レコードプレーヤー・スペシャル
・❝てんとう虫❞の音の秘密 ~コロムビア・ポータブル・レコードプレーヤー
・[スペシャル・コミック]さくらのラヂオ 特別編
・ラヂ子の生まれた時代 ~SPと『宝塚少女歌劇』
・まだあるおもしろプレーヤー♪
■エレクトリックパーツ・パラダイス ~千石電商秋葉原
■D-10WMで広がるシステムの可能性 Conclusion D-10WM
■励磁式スピーカーのある蕎麦屋さん『山形県天童市・そば吉里吉里』
■あのころをプレイバック『温故知新・オーディオ歴史観』収録現場から