本日の作業は昨日入手したCDP2の修理です。
早速オープンです。
トレイの開閉に問題ありという事なので、使われているベルトを3本ともに交換しました。
続いて、再生開始後すぐに停止という事ですのでCD再生します。うーん、バリバリと酷い音です。治具を接続してRF出力をオシロで観測します。
その際に使用するテストCDがこちらです。
このCDはTr1がL+R:1KHzの0dBであることが肝になります。
これまでCDP調整用にと、色々とテストCDを集めましたが、CDP調整専用のテストCDでないと、作業上で都合が悪いのです。サービスマニュアルの指定がL+R:1KHzの0dBなので、Tr1でないと、スキップで毎回送らないといけないですし、粗調整が出来ていないとトラッキングすらできない状態ですから。。。
うーん、やはりRF出力がめちゃめちゃ汚いですね。
RF基板のあのコンデンサが原因でしょう。
RF基板へのアクセスがとてもよろしく無いんです。作業者泣かせですね。(笑)
コンデンサを交換後に、もう一度RF出力を確認します。ジッターメーターもあるのですが、出してくるのが面倒なのと調整点はだいだいわかりますし。
これです、これです。こうでないとね。
サービスマニュアルに基づいて、各部調整を行います。
歪率の測定です。カタログスペックには届きませんが、良しとします。
オーディオアナライザ内蔵のOSCでも、0.02%程度ですからね。
全ての調整が完了しましたので、音楽再生で総合チェック。
良好な出音ですね。修理後、試聴している時が至福の時間です。