toby_Nakamichi’s blog

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修理(その2、Nakamichi CD Player4)


先日、一回目として修理を始めたCD Player4ですが、久々に纏まった時間が取れたので仕上げるつもりでやってみました。(笑)

さて現状を一度おさらいすると、ピックアップのレーザー出力は出ているものの受光部のフォトダイオードからI-V変換されたRF信号が出ていない状態。

そして、ピックアップユニットを交換しても症状が変わらず。つまりピックアップは白ということでピックアップ以降の回路を順に潰していくことにします。

同シリーズのCD Plyare2と同じピックアップユニット(SONY KSS-210A)とRFアンプIC(SONY CXA1081S)、サーボシグナルプロセッサーIC(SONY CXA1082BS)を使っている兄弟機です。CD Player2/3はミュージックバンク、CD Player4はシングルディスクが大きく違います。

CD Player2の修理ではRFアンプIC周辺の電解コンデンサの容量抜けによるRF出力レベル低下でしたから、まずRFアンプIC周辺の電解コンデンサの容量チェックをしました。

順番にひとつひとつ潰していきましたが、残念ながら特に異常値のものはありません。。。汗

続けてサーボシグナルプロセッサーIC周辺の電解コンデンサの容量チェックをします。




パワートランジスタ近くで熱が掛かる電解コンデンサの足元に微かな液漏れした様な後があります。外してチェックするとビンゴです。(笑)
定格値の3分の1以下でした。交換するとディスクが回転し続けて、RF信号が出るようになりました。

これで、やっと調整作業に入れます。
が、このCDPlayer4の調整には調整冶具が必要なのです。



はい、出来ました。いえいえ、CDPlayer2修理の時に作ってました。
それが使えます。

ただし、冶具からのケーブルはCDPlayer4専用なので新しく作りました。


左側がCDPlayer4用ケーブル、右側は前回作ったCDPlayer2/3用ケーブル


サービスマニュアルに基いて調整が完了したら、お楽しみの試聴です。


試聴はセット品で入手したAmplifier1と組み合わせて聴きます。












いや、良いですね。ピックアップも新品にしたのでキレが良い気がします。(笑)
CD-Rもバリバリ読めます。