本日の作業はナカミチのパワーアンプPA-70CEのメンテナンス作業その1です。
メンテナンスする経緯を説明すると、少し前にメインシステムで右チャンネル用パワーアンプとして使用しているこのアンプからノイズが発生したためです。発生するタイミングには規則性は無く、いつスピーカーを損傷させてしまうかと不安のままに放置するのは精神衛生上よろしく無いのでメンテ作業することにしました。原因機器の特定には、DAC/ADC、プリアンプ、ハーモナイザーと順番に取り外していき、最後にパワーアンプが残りました。。。
メンテ作業の方針として、
アンプ回路(両チャンネル)
・初段のペアFET交換
・半固定VRの交換
・電解コンデンサの交換
・パワーリレーの交換
・ジャンパリード曲げ方向不良修正
・再半田
リミッター回路
・電解コンデンサの交換
・パワーリレーの交換
・ジャンパリード曲げ方向不良修正
・再半田
電源LED回路
・再半田
重量が28.5kgありますから、怪我に注意してスタートです。
まずは、お手軽なところからで電源LED回路から行きましょう。
基板上にはコネクタとLEDがあるのみです。
再半田して完了。
続いて、リミッター回路です。
[フロントパネル裏にリミッター回路基板]
[交換用パワーリレー(新品パーツ)]
突入電流を軽減するための回路で、電源投入時にはシリーズに入っている抵抗で電圧を下げ、タイマー解除後にリレーでこの抵抗をシャントする仕組みです。
このシャントするためのリレーを新品交換し、電解コンデンサ交換と再半田で終了です。
さてさて、次なるターゲットはメインのアンプ基板ですが本日の作業は此処まで。
その2に続きます。