本日の作業は先日のナカミチの1000ZXL 1台目に続いて、2台目の作業です。
1号機同様、特に悪いところはないので、サービスマニュアルに基づく調整を実施します。
が、ABLE動作にするためには録音ポーズ後に[RUN]ボタンを押しながら[PLAY]ボタンを押すという一連の操作ですが、[RUN]ボタンを押しても、ランプが点灯しません。
最初はランプ切れかと思ったのですが、そうでは無さそうです。。。(汗)
回路図を見ながら、信号線を追うのですが中々原因箇所が見つかりません。
夥しい信号線を束ねている結束バンドを順番にカットして、RUNアクティブの信号線をたどると、最後のところのワイヤラッピング端子のところで断線しておりました。
ワイヤー束の下に隠れてたのでパッと見ではわかりませんでした。。。
制御CPUが逝っていなくて、ほっと一安心です。
信号線をチェック時に電源で若干気になる点があったので、電源回路の電解コンデンサを交換してます。
[電解コンデンサ交換前の電源回路]
[電解コンデンサ交換後の電源回路]
仕切り直しで、サービスマニュアルに基づく調整を実施して、完了です。
総合チェックは、ドルビーなし、内蔵ドルビーB、外部ドルビーC、テープもノーマル、ハイポジ、メタルと3種類で確認。
1000ZXLは何度聴いても、王者の風格的な出音です。