本日の作業はDRAGON-CTの2号機の不具合対応作業です。
不具合内容は、オートリターンが出来ないというものです。
DRAGON-CTはアームを最外周に移動させて、アームを下ろす操作は手動で、アームが最内周に到達時、アームアップしてアームレストまで自動で戻るというセミオート仕様になってます。
原因はわかっているので、何も考えずに作業開始です。(笑)
下駄を履かせて、延長ケーブルを接続。
赤丸部分がオートリターン時のアーム位置検出部です。
LEDとフォトトランジスタとの間に(アームと連動)スリットの入った円盤があり、アームアップの位置にくると受光することで検出するという仕組みです。
原因は受光素子のフォトトランジスタが劣化して、検出できないという単純なものです。
受光素子が3つ並んだ基板を取り外して、フォトトランジスタを交換すれば完了です。
LP検出用、EP検出用、アームホルダ検出用で併せて3個になります。
アームホルダー検出は問題ないのですが、追っかけNGになるのと、交換作業はデッキの様にボンネットを開けてヒョイと簡単には出来ませんので3個全て交換しました。
交換作業後にLP、EP共に動作チェックし、検出位置を微調整します。
組み戻して完成です。
30年以上経過していますから、半導体の劣化も仕方が無いですね。