本日の作業は1000ZXLの2号機のメンテを実施しました。
現在テープの実験を行っております。まだ全て完了していないので、公開はまだ先になります。(笑)
テープのテストするのに、ABLE(オートキャリブレーション)を作動させるのですが、最初の工程であるオートアジマスが終了しない状態がとなりました。
このままではテープテストの実験が出来ないということでのメンテ作業です。
左上のブラックボックスがアジマス調整ユニットです。
青いバンドの接続先は、録音ヘッドのアジマス調整するためのアームです。
モーター、ピニオンプーリー、プーリー、シャフトという伝達系。モーターはアジマス検出ドライブ回路で制御しています。
ユニットを取り外して、メカニカル的な動作をチェック。
やはり、古くなったグリースより動きが渋くなることで、アジマス調整がスムースに動作できないことが原因でした。
古くなったグリースを取り除いて、新しく注油してユニットのメンテは完了です。
オートアジマスが正常に動作するようになりましたが、折角開胸しましたので序に1000ZXLのウィークポイントである再生ヘッドアンプのオフセット調整をします。
オフセット調整のためには再生ドルビーボードを延長基板で引き出す必要があるんです。
画像は延長基板の裏表です。
当たり前ですが、延長ボードは市販していないので自作する必要がありまして、1号機を最初にメンテするときに作ってます。
毎回、このオフセット調整は微妙なドライバ操作で痺れます。(笑)
最後の画像は、メンテで交換した全ビスです。
2号機は動作品で入手したので、今回初めてのメンテ作業です。
ということで、全てビスを交換しました。
白っちゃけたビスが黒々とすることで、外観がビシッとしまるんです。