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Nakamichi 480の修理(その2)



ナカミチ480の修理はしばらく続くので、シリーズ化になりそうです。(笑)


まず現時点で判っている問題点を挙げます。

1.テイクアップ側ピンチローラーアームの固着

2.イジェクトワイヤー固定ホルダの破損

3.録音・再生モードスイッチリンクアームの破損

4.底板レッグ部の陥没

5.インジケータランプの球切れ(追加)


外観が綺麗にも関わらず、結構な状態です。。。(爆)


メカ部を取り外して、1の固着を含めて作業を進めていきましょうかね。


ナカミチだけでは無いと思いますが、ピンチローラーアームの固着は大抵グリス劣化により粘性が無くなり動かなくなったものです。

アームを咥えて、力任せに外そうとするとアームに傷つけるだけでなく、圧入しているシャフトがシャーシベースから外れてしまいます。シャフト位置がズレてしまうと後でテープパスの調整に苦労することになるので要注意です。

私はアーム側に熱を加えて、グリースの粘度を下げてスムースに動くようになってから、アームを外しています。もちろん、動いたからといって、そのままにしたら、また固着しますから、脱脂してマシン油を塗布して戻します。(笑)

テープパス・チェック用テープを使って、テープガイドの中心にテープが来るように調整します。調整が終ったら、ネジロック剤を塗布します。





今回はテイクアップ側ピンチローラーアームのみ固着してましたが、勿論サプライ側についても同様に、グリスの脱脂とマシン油の塗布をします。
現在大丈夫でも、追っかけ同じ状態になりますからね。(爆)

本日のメンテ作業はココまで、その3に続きます。