toby_Nakamichi’s blog

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本日の着弾(2019/06/10)

 

本日の着弾はオクからゆうパックで到着です。

 

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梱包箱の上から、エアキャップで保護されています。

中は、ターゲットはエアキャップで2重に覆われ、さらに角には硬質発泡ウレタンで保護されていてプロテクションは完璧です。

 

中身はこちらです。

 

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ネットで画像は見たことがあるのですが、実物は初めて見ました。

 

ナカミチ・オリジナルサイレントメカの動作を見るためのモデルです。

 

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出品者様によると、アメリカとドイツの販売店向けに作成されたスペシャルモデルだそうです。

 

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清掃がてら、中身をチェックしてみました。

 

サブフレームの形状を見ると、58系がベースの様に思えます。

 

さらに良く見ていくと、カセットデッキ実機メカとの相違点が結構ありますね。

皆さんは、違いが判りますか?

 

・テープカウンタのリセット用アームパーツ

・録音ツメ検出アームがクリアパーツに変更

・アルミシャーシがブラック仕上げ

・カセットホルダ/イジェクト機構が無い

 

上記は主にメカ的な違いなのですが、鋭い方は動作をチェックするモデルなのに操作ボタンが無いことに気が付いて方がいるかもしれません。さて、どうやって、動作させるのでしょうか?

 

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上部右上にあるこのボリュームノブでモードを切り替えるようになっています。

 

ナカミチのオリジナルサイレントメカはメインカム軸にボリュームが連動して回転するようになっています。ボリュームの両端には±15Vが接続されていて、各モードのカム動作点のボリューム位置によって決まる電圧とCPUで動作ボタンに対応した電圧をトランジスタのON/OFFで発生させます。この2つの電圧をオペアンプで差動検出し、メインカム軸をモーター駆動させて動作モードを変更しています。

このモデルでは、メインカム軸の回転角検出用ボリュームと同じボリュームをもう一組持ってきてオペアンプの差動検出信号に入れたのではと想像しています。開けて見ていないので確実ではないのですが。。。(笑)

 

これは、メカ動作を見るためだけのモデルであり、当然ながら音は出ません。

そんなモデルをなぜ手に入れたのでしょうか?

 

・組み込まれている3ヘッドが新品だから

・博物館にはこの手のモデルが必ず展示されているから

 

というのも理由なのですが、「あることを知ってしまったので欲しくなった」というのが一番の理由ですね。(爆)