本日はどこに行っていたかというと音工房Zさんの試聴会に参加してました。
音工房Zさんの試聴会参加は4回目になります。
今回のテーマはバージョンアップした「Z800-FW168HRS V3」の試聴です。
スピーカーの前に立っているプレートの番号の若い順に
1.Z800-FW168HRS V3
2.Z800-FW168HRS V2.4
3.Z1000-FE108SOL
3つのスピーカーはORBのスピーカー切替機に繋がっていて、切り替えが出来るようになっています。
左の旧バージョンと右の新バージョンのエンクロージャーですが、デザイン違いがお解かりいただけるでしょうか。全然違いますよね。ちなみに、フロントバッフルのぶ厚さが凄いです。18mm厚のフィンランドバーチベニヤが3枚分ですから、54mmですね。ウーファは、フロントバッフルにさらにサブバッフル。ウォールナットの集成材です。これは仕上げがウォールナットのツキ板仕上げなのですが、これに合わせての同じウォールナット集成材にしているとの事です。
同じウォールナットであっても、ツキ板と集成材では塗料の吸い込みの違いから、同じ色味にならないと思うのですが、全く問題ない仕上がりでした。流石職人技ですね。
こちらは2種類の仕様があるネットワークです。右側が上級バージョンのムンドルフ製、左側が標準のSolem製ということです。コイルの大きさが半端でない。。。
こちらはサランネットですが、左端が旧バージョン、右側(1ペア分)が新バージョンです。高さが低くなっています。音の影響を考慮して低くしたそうです。
サランネットを取り付けた図ですが、新バージョンの方が明らかにスマートですね。
さてさて、肝心の試聴した感想です。
[旧バージョンとの比較]
・中低域の盛り上がりが顕著
・低域はふっくらとしつつも、モタつかない
・センター定位の重心が低くなる(旧バージョンは若干腰高)
・女性ボーカルの高域が伸び、艶を感じる
・音場に奥行きがでる。
・旧バージョンは一部女性ボーカルが鼻声になるソースがあった
[ネットワークの違い(上級バージョンに対して標準のSolem製は)]
・中域、低域の違いはあまり感じなかったが、高域の色気が減る。(大人しいトーンになる)
試聴者の持込音源によるフリータイムは、一人の持ち時間が8分ということで2曲をかけました。
・Lover Come Back to Me - Roberta Gambarini
・彼方の光り - Libera
事前にMatrixの805で予習していったのですが、量感たっぷりの低域と位相面で仕付けられ整った中域、艶やかな高域が印象的でした。
これも欲しいけど、予算的に無理。。。
箱だけ売ってくれないかしら。(爆)