toby_Nakamichi’s blog

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HPA2号機

先日、夏休みの工作でヘッドフォンアンプを作成しましたが、気になっていた点がありました。

・ACアダプタ(単電源)からのオペアンプへ供給する正負電源を仮想グランドにて対応も仮想グランドが中点でない。
・電源電圧が無安定であること。(ACアダプタが負荷により電圧が変動する)
・パネル脱着時(基板をケースから取り外す際に必須)に、ケーブルを基板から半田付けにより取り外す必要があること。
・2色LEDの輝度ムラがあること。(緑、赤単独で最高輝度がセンターからずれている)
・標準ジャック(6.3φ)がないこと。

という点を改善するために2号機を作成することにしました。

対応策は

・抵抗分圧による中点をやめ、レールスプリッタICを使用する。
・ACアダプタの出力をレギュレータICにより電源安定化する。
・基板取り付け型のコネクタ類を使用する。
・単色LEDを使用する。
・標準ジャック(6.3φ)にする。

例によって作成途中の画像は無く、完成の図です。



ケース、ツマミは1号機と同じにしています。

内部はこんな感じです。まだ実験中なので、今回もユニバーサル基板による製作です。
部品のレイアウトが良くないなあ。。。



DCジャック、RCAジャック、標準ジャックは基板に取り付けています。
※ユニバーサル基板なので、取り付ける為の穴加工に手間が掛かります。精度もある程度必要ですし。。。

というのは、プリント基板はアルミケースの下側にあるスライドレールに通すので、片側のパネルを外さないと基板を抜くことが出来ません。なのでプリント基板を外す場合は、パネルにナット掛けされているパーツがあるとメンテナンス性が悪いのです。

加工は少し大変ですが、このお陰で画像右側にあたるリアパネルはRCAジャック、DCジャック共にナット掛けにはなっていませんので、すっと外すことができます。

向かって左側のフロントパネルは、ボリューム(外側からナット掛け)とLED(内側からナット掛け)がナットにより取り付けられていますが、パネルの脱着は片側で良いので問題ありません。

また、今回は入力段のカップリングコンデンサは積層セラミックから積層フィルムに変更しています。

1号機と比較画像です。(向かって左側が2号機)



フロントパネル側です。LEDは青LED、ジャックは標準



続いて、リアパネル側です。
DCジャックはパネル厚み分が面が下がっているのですが、RCAジャックはスッキリとしています。



最後に試聴です。
オペアンプは同じ、カップリングコンデンサの変更、電源の安定化、仮想グランドの安定化を改善しましたが、駄耳では違いがわかりませんね。。。