ついに？入手しました。ナカミチのドラゴンです。
今回のこれは、電源は入るが、全く動作せずというジャンク品でした。
多少つりあがりましたが、通常より安価で入手できました。
同時期にヘッド・デマグネタイザー、ワイヤード・リモコン、マニュアル類がすべて揃っているのがありましたからそのおかげかと思います。
で、届いて（なんと元箱）いつもの通り、清掃です。今回もあけてすぐにタバコのにおいが。
幸いヤニの付着はそれほどでもなかったです。
愛煙家の方、タバコの煙は粘着性と粒子のサイズから中まで入り込み、メカ不調の原因になりますから注意が必要ですよ。
一通り、清掃が完了して電源投入。確かに電源は入りました。カセットオープンするも開かずどこかが引っかかっているのか？
ホルダの動きが見るからにおかしいです。とまっていなければならない場所が止まっていない、支点が変です。
この不具合は記載が無かったなぁと思いながら、分解します。
中はとても綺麗です。汚いフラックスもなく、基板が輝いていますね。
メカ部の古いグリース取り、新しくグリース塗布しつつ作業します。
やはりトレイの支点が外れていたのですが、どこにつけていいのか試行錯誤しつつも何とかアームを固定しカセットトレイがスムースに動くようになりました。
期待しつつ、プレイ。
すぐに停止。
アイドラは清掃しましたから、問題ないはず、ではシャットオフランプの球切れ？
原因はシャットオフプーリー駆動用のベルトが劣化により伸びていたからでした。手持ちの新品のベルトに交換して一件落着です。ベルト交換ついでにカム駆動用ベルトも新品に交換しました。
ドラゴンの特徴であるNAACの動作も問題ないようです。この年代のナカミチらしい、すばらしい音です。
ZX-7と近いですが、これは、どのデッキで録音したテープでもベストのアジマスで再生できるので
つねに自己録再と同じレベルになるということですね。
いや、これ以外いらないと思わせる逸品です。
