本日の作業は先日入手ししたナカミチのCDプレーヤーであるCDPlayer3です。
電源投入時にわかっている点は以下の2点。
・トレイが手でアシストして何とか動く程度
・電源投入時にエラー表示
では、早速見ていきましょう。
ナカミチのCDプレーヤー、各ミュージックバンク機を見てきたので見慣れた光景です。
メカメンテのために取り出します。
右後ろのビス、ビス穴がだいぶナメてますね。それとスライドレール棒の後端ホルダで押さえる部分が根元から欠けていて、ビスを外したらポロっと。。。
実際に手を加えているかは分かりませんが、取り外した形跡はありますね。
メンテ定番のゴムベルトを全交換します。
・ピックアップユニット昇降ベルト
・トレイ駆動ベルト
・マガジン昇降ベルト
の三本です。
マガジン昇降ベルトは切れていました。
これがエラーの原因ですね。
全ベルト交換でOKかと思いましたが、ディスクは読み込むものの、RF信号のノイズが多いです。これは、あれですね。
RFアンプユニット内のケミコンの容量抜けでしょう。
上側が取り外した不良ケミコン。諸元0.47μFの実測値が0.015μFでした。
下側は交換する新品ケミコン。0.536μFですね。
毎度、このRFアンプ基板へのアクセスは難儀しますね。それとフィラメントテープを新品に貼りかえる必要がありますしね。(再使用は剥がれるのでNG)
調整してスキップも通常通り素早く動作し、ノイズも無くなりました。
そう、書き忘れましたが前ユーザーはトレイの化粧パネルを接着剤で固定するという暴挙を行っていました。メカを取り出すためには、化粧パネルを外さないと取り出せないのです。普通、上にすっと外れるんですが外れないので焦りました。
コニシのG17系でしょうかね。かなりべったりと塗ってくれました。。。
最終確認で試聴します。
ばっちりですね。