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Nakamichi カセットデッキ1.5の修理



さて、皆さん昨日のモデルは判ったでしょうか。


正解はタイトルに出ている通り「ナカミチ カセットデッキ1.5」です。


このシリーズは上位モデルにカセットデッキ1、下位モデルにカセットデッキ2があります。こちらは既に入手済みですから、これで一応コンプリートです。(爆)


このカセットデッキ1.5はカセットデッキ1から再生ヘッドの手動アジマス調整機能と出力ボリュームが省かれているのですが、基本性能の部分は同じというお買い得?なモデルでした。


ちなみにオーディオの足跡さんに、このモデルは載っておりません。


さて、前置きが長くなりましたが、修理に入ります。


この個体のNGポイントは


1.キャプスタンが廻らない
2.再生、早送りしてもすぐに停止してしまう


では、中を見てみましょう。


キャプスタンモーターのアップです。





キャプスタン駆動用ゴムベルトがモーター・プーリーに巻き取られてます。。。


これ、汚れるので嫌いです。(爆)


メカブロックを取り出します。(画像は修理完了後のものです。。。)





溶けたベルトの拭取りはアルコールよりアルカリ電解水の方が作業性は良いと思います。


1.はベルト交換で解決。続いての2.ですが、過去の経験から、多分アレでしょう。(笑)


メカを分解していきます。


ようやく、原因の箇所が見えてきました。





テイクアップ側のハブリール裏にあるフォトインタラプタの不良ですね。


交換して、組み上げます。


毎度、元に戻るまでドキドキします。(笑)





組み込む前に、動作チェックします。


再生時、早送り時ともにすぐに停止する事が無くなりました。


メカを所定の位置に戻して、サービスマニュアルに基いて調整します。


20KHzのアジマスチェック時、-20dBに対しプラス値なのでヘッド状態も良いようです。

3ヘッド機は、録音レベル・バイアス調整も短時間で終ります。


今回の作業で交換したパーツ。フォトインタラプタ1個とビス多数。(笑)







アンプに接続、自己録再で試聴チェックします。







調整時に若干ワウフラ値が高めでしたが、試聴では気になりませんでした。(笑)