本日のイベントは6/9(木)に行われた音工房Zさんの試聴会です。
前回は今年の3/27でしたから、約3か月ぶりですね。
時間前に到着したので、控室で待機。
通常は製品の出荷梱包作業とかをするかと思われます。エアキャップ、梱包用テープがありますからね。
さて、今回の試聴会は新製品発表となります。
向かって一番左のスピーカーがその新製品である「Z1000-FE108SSHP」です。
いつものように、代表の大山さんの製品説明から始まり、用意された試聴曲で試聴。
続けて、各参加者の持ち込み音源を順番に試聴というアジェンダです。
今回の新製品の使用ユニットはFOSTEXの先日発売された「FE108SSHP」というものです。定価はワンペアで5.5諭吉、数量限定販売のユニットですね。
大型のマグネットを使用したオーバーダンピングのユニット。オーバーダンピングというとバックロード用を思い浮かべますが、このユニットは従来ほどのオーバーダンピングでは無いとの説明がありました。今回の箱は、音工房Zさんが得意とされているバックロードバスレフで、音道は1.8mということでした。
私の番では、自宅で使用しているZ1-Livorno(完成品版)をNO3スピーカーとしてセッティングしてもらいました。
FOSTEXのサイトで、ユニットのF特カーブを見たのですが、2Kから先の高域が下がった特性になってますね。以前の限定ユニットであるFE103SOLなどは高域がやや上がった特性でしたが、これですと低域を持ち上げすぎるとバランスが悪くなるとの判断でしょうか。これまでよりも極低域を欲張らずにもう少し上の低域をされたようですね。
低域チェックで良くわかるフォープレイのCHANT、イーグルスのホテルカルフォルニアでの試聴では必要十分な低域感になっていました。
持ち込み音源では、女性ボーカルをどう奏でるのか、毎回そこが私のメインとして確認するポイントなのですが、どうでしょうか。
3-5Kの帯域に少し違和感がありました。ジェニファー・ウォーンズの声が少し、ざらッとした、毛羽立った様に感じます。ダイアナ・クラールで再確認しましたが、やはり少しキツさが気になりますね。
曲を変えて、スピード感をチェックするために、ボブ・ジェームス・トリオの「ウエストチェスター・レディ」を聴きます。思った通りで、アタック、スピード、音の粒立ちは申し分ないですね。FE108SSHP単体だと少し高域が不足するとして、追加したスーパーツィーターが良い仕事をしていると思います。
外観はいつもの如く、ウォールナット突板で綺麗な仕上がり。良いですね。
でも完成品は、ちょっと手が出ないので今後出るであろうキットに注目ですね。(笑)