toby_Nakamichi’s blog

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本日の着弾(2021/11/18、ステレオ時代80’sオリジナル・ハイポジ・カセット)

 

本日の着弾は「ステレオ時代」編集長から郵便で到着です。

 

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中身は、こちらです。

 

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これは、ネコパブショップ限定スペシャルパックに付属されるオリジナル・ハイポジ・カセット。発売前なのですが、お試し用として送ってくださいました。

 

先日Stereo誌の取材でご一緒させて頂いた時、雑談でデッドストックのテープが見つかったのでそれをパッケージしてリリースしたいと言っておられました。その時はそれ以上の情報は無かったのです。デッドストックのテープがあるとすると、現在カセットテープを供給している国内の大手はマクセルのみですし、仮に最後のハイポジテープとするとMy2あたりではと推察。自分が持っているMy2(中古)と比較してみることにしました。

 

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デザインは勿論ですが、カセットシェルもつくりも全く違いますね。

 

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磁性体を比較してみると、どちらもほとんど黒ですが、My2より若干茶色っぽい感じです。シールは付属されていないですが、専用のラベルがケースに貼られていますから、付属なしで良いですね。テープセレクタ検出孔もハイポジ用になってます。ナカミチのデッキはオートセレクタ機能を装備しているのはCR-70/CR-50だけですから、検出孔が無くても問題ないのですけどね。。。(笑)

 

早速なので、比較してみましょう。

以前ナカミチの第三世代OEMテープの特性比較確認した時の手法をベースに行ってみましょう。1000ZXLでマクセルのMy2をABLE(オートチューニング)を実行し設定を保存。そのMy2の設定のままで「ネコ・テープ」の周波数特性を取ります。

黄色の一点鎖線がMy2、緑の破線がネコ・テープ(My2設定)です。

 

 

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20Hzから7KHzまでピタッと重なりましたが、7KHzから20KHzまでは1.0から1.5dB高めに出ました。My2のテープはバージンテープを持っていないのが残念なのですが、もしかするとMy2が劣化して高域がドロップしている可能性もありますね。。。

My2の新品テープが入手出来たら、もう一度特性を取ってみたいです。

ちなみに、ネコ・テープでオートチューニングした時の特性は赤の破線で、5-7KHz、18KHzで+0.5dB、他は0dBにピタッと入ってきます。

 

曲を録音しての試聴もしてみました。My2の設定でネコ・テープでは聴感的には低音、高音ともにMy2とほとんど同じ周波数バランスでした。

普段使っているノーマルテープに比べて、ハイポジションのメリットであるテープヒスも少なくて良いテープだと思います。これが限定でなくて、普通に入手出来れば本当に嬉しいんですけどね。。。

 

試聴後、ネコパプショップのサイトを見てみました。

 

〇ネコパブショップ限定スペシャルパック
・ステレオ時代80's(1冊)
・オリジナルハイポジカセット(1個

 

とあります。おお、ステレオ時代80'sと銘打って通常のステレオ時代とは表紙のデザインも大分違いますね。位置づけとしては、これまで発売された「カセットテープコンプリートブック」「ナカミチ・コンプリートブック」などと同じ別冊扱いでしょう。

 

早速、ポチリました。今から記事を読むのが楽しみです。

 

【数量限定スペシャルパック:ハイポジカセット付き】ステレオ時代 80'snekopublishing.myshopify.com