本日の作業は先日の600II(その1)に続けてその2です。
メカが動くようになったので、気をよくしてテストテープで再生速度を調整し同時にワウフラを測定。0.1%ぐらいです。仕様は0.08%以下ですから、ちょっと規定割れしていますね。
続けて録音のチェックしましょう。
むむ、録音モードにならないですね。
録音再生切り替えスイッチをチェックします。
あ、あるべき所に引張コイルバネが付いていないです。
手持ちが無いので、取り敢えず角ゴムベルトで暫定対処。別途部材の手配をしましょう。
録音ポーズ状態にして、テストトーン(400Hz)をオンにして、テストトーンの出力レベル(0dB)を調整。
テストトーンを10KHzに切り替えて、同様にレベル調整(-8dB)します。
テストトーンの調整が無事終わったので、録音レベル調整、バイアス調整をノーマルテープ、ハイポジテープで行います。
その他の調整も実施して、無事に作業は完了しました。
さて、自己録再して試聴しましょう。
2ヘッドで録音感度調整、バイアス調整が出来るモデルって他に無かったですね。
同時モニターが出来ないので、テストトーン録音、巻き戻し、再生してチェック、調整という巻き戻しの手間が掛かりますが、これは大きな武器ですね。
20KHzを余裕でクリアできる能力は侮れないです。