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真空管オーディオフェア&本日のLP(2018/10/08)

 
 
今日は、散歩を絡めてこちらに出撃しました。
 
 
 
 
はい、損保会館で10/7-10/8に催された「真空管オーディオフェア」です。
 
アナログオーディオフェアには何回か行きましたが、こちらはお初。
 
ナカミチを捨てて、真空管に行こうと思っているわけではなくて、イベントが目当てです。(爆)
 
 
 
イベントは、真空管界隈では有名であろうサンバレーさんのブースで行われた「トーク&試聴セッション Laidback2018 制作秘話」です。
 
先日の行われたOTOTENでUQHCDのイベントでも録音裏話をレコーディングエンジニアの高田英男さん、井筒香奈江さんのトークで聴いていましたので、同じなんだろうなぁと思っていましたが、良い意味で裏切られました。(笑)
 
例の日本オーディオ協会からリリースされた3曲入りのレコードがありますが、あちらはDSD11.2で録音されたマスターからカッティングしたもの。
 
今回のレコードはCDと同じ192K/32のマスターからカッティングされた「フルバージョン」です。前者が45rpm、後者は通常の33rpm。
 
それだけの情報だと前者の方がスペック的には良さげですが、マスターが違うということです。192K/32はCDとLPをリリースする目的でマスタリングされたもの。
DSD11.2のマスターとは商業的にも目的が違います。器としてのスペックはDSD11.2が上ですが、どちらが良いとは関係者として言えないでしょう。まあ、そういうことです。(笑)
 
カッティングエンジニアのコメントでは、音数が少ない楽曲なので簡単だと思っていましたが、実際はとても難しかったと。ディレクターの「雨が降っている感じの音にして」という抽象的な注文からOKが出るまで7回カッティングしたとか。。。
 
192K/32の音源を器として小さいアナログレコードに落とし込む作業では、削らなければいけないが、ミュージシャンの伝えない想いは残すという狭間で苦労されたようです。素人には判らない世界、奥が深いですね。
 
会場特典として、マニア羨望の貴重なラッカー盤(プレス用のラッカー盤とは異なるが、OKカッティングとなった時のものと言われてました。)を1曲聴かせてもらいましたが、それはそれは良かったです。(爆)
 
 
 
左から、カッティング・エンジニアの北村勝敏さん、ディスクユニオンJazzTOKYO店長の生島昇さん、シンガーの井筒香奈江さん、レコーディングエンジニアの高田英男さんです。
 
イベント終了後には先行販売とサイン会が行われました。
 
帰宅後、早速試聴タイム。
 
 
 
やはり、レコードはジャケット面積がCDより大きいので写真、サインも映えますね。
 
レコードの試聴後、CDを聴いてみました。B面1曲目の「雨の鼓動」はパーカッション入り部分の余韻に奥行きと広がりはレコードの方が良かったです。
 
ちなみに、CDとは曲順が異なり、A面5曲目がアネモネ、B面1曲目が雨の鼓動になってます。