toby_Nakamichi’s blog

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今日は此処に行ってきました。(DIATONE試聴会)

仕事を終えて、地下鉄に乗り、東西線九段下駅で下車。







徒歩1分。(笑)







メイン会場の前室で、時間までソファーで待機していざ会場へ。






小型のブックシェルフ2wayのスピーカーが中央に鎮座してました。

まだ製品になっていないので、モデル名はありません。

ということで、今回は新しい素材であるNCV振動板を搭載した「DIATONE試作機」がターゲットです。

HPはこちら


現在は製品化に向けて、上層部のOKをもらう前の段階で、試聴会を開いて生の声を聴き、弾みをつけたいということです。(笑)





お、クラプトンのアンプラグドのアナログがありますね。


装置に寄ってみました。





このような高級機はまったく縁が無いのでわかりませんが、プレーヤーがLINNだということが辛うじて判ったぐらいです。(爆)

スピーカーにも寄ってみました。




ピアノブラック仕上げ。塗装に秘密があるそうで、カーボンブラック入りにするとS/Nがあがるとか。ウーファーのフレームがゴツイですね。説明を聞いたところによるとアルミの削りだしで、さび防止で塗装してるそうです。
ウーファーとツイーターとが同じ素材の振動板であるNCV。伝播速度が同じですから、バッフル面は同一面。伝播速度が違う場合は位相をそろえる(リニアフェーズ)ためにツイーターを下げてますよね。(大抵はツイーターの振動板が金属など伝播速度が速い)
それと伝播速度と併せて重要なのが、内部損失。伝播速度を上げるために、硬度の高い素材にすれば良いわけではない。紙の内部損失が適当で、同等の内部損失少ないと「鳴き」が大きく付帯音が気になってしまうということ。中々奥が深いんです。


裏側もチェックしてみます。




リアにバスレフポートがありました。結構口径が大きいですね。この口径だとf0は単純に高くなりそうですけど、きっと秘密があるに違いありません。

ソースは、CD、アナログ、ハイレゾを聴かせてくれました。

感想としては、分解能が高く、音の立ち上り、反応が早く、歪が少ないので高音がきつくなくて聴き疲れしない感じでした。試聴室がかなりデッドな為でしょうか、低音が若干細い感じがしましたが、総じて悪くないです。製品化にGOサインが出て、実際の製品になったときにフレームが鋳造ダイキャストになったり、エンクロージャーの塗装仕上げ、吸音材を含めたチューニングで音が変わると思いますから、リリース後にもう一度聴いてみたいです。

自分が参加した試聴会ですが、全試聴会スケジュールの最終日且つ最後のコマでした。つまり試作機の一般公開としては最後のお披露目だったということになります。今回は本当に貴重な体験をさせて頂きました。

最後に、三菱の方に安く販売するように言っておきました。(爆)