本日のイベントは音工房Zさんの試聴会に行ってきました。
もう何度も来てますので、見慣れた試聴室です。
4台のスピーカーが並んでいます。
1はZ1000-Bergamo(完成品)
2はZ702-Bergamo(キット品)
3はZ701-Modena(V5)?
4はZ702-Modena(V6)?
今回のメインは音工房Z開業12年目の新製品となるZ1000-BergamoとZ702-Bergamoです。Z1000-Bergamoは完成品、そのキット品がZ702-Bergamoです。Z1000-Bergamoは音工房Zさんならではの突板仕上げ。Z702-Bergamoの方はキット品で材のバーチべニア未塗装でした。
代表の大山さんの説明によると、両モデルの違いはバッフル板の板厚、バッフル板のカット角度、仕上げ、ターミナルで内部構造は同一だそうです。価格差を考えるとキット品は大バーゲンですね。これまでの完成品とキット品のモデルは音に微妙な違いがありましたので価格差で我慢するという方もいらしたのではと思いますから。
音工房Zさんの音源試聴後は、試聴者さん持ち込み音源での試聴タイム。
私は敢えて、オプションのツイーター(Z502)は繋げず、完成品との聴き比べはせずに持ち時間全てをキット品の試聴時間に充てました。完成品は予算オーバーですし、音の違いはわずかでしょうし、聴いて気に入ったら困るので。。。
1.Thousand Shades of Green / Sietske
ボーカルパートで、鼻詰まりの様な違和感無く、安心して聴くことが出来きますね。
2.Over The Rainbow / Tuck Andress
低音の豊かな膨らみ、高音の艶と伸びが良いです。
3.Westchester Lady / Bob James Trio
リムショットのキレ、コントラバスの低重心の安定感、ピアノの繊細なタッチ。音像は広がりすぎず、狭まらない、定位も良いですね。
これまでの音工房Zさんのフラッグシップ(モデル名に1000)と比較して、フロア型トールボーイではなく、ブックシェルフサイズとコンパクトなエンクロージャーにも関わらず、音質的に劣る事なく、期待以上の出来でした。しかもキットは完成品と内部構造は同一という事で、コストパフォーマンスの点でも良いと云う事なし。材料のバーチべニアの入手が不安定で、発送が遅くなるとの情報もありました。
また次ロットのキットは完成品との差別化を考え、仕様変更の可能性もあるでしょうから、気になる方は、押さえておく必要があるかも。
うーん、魅力的なスピーカーで本気で悩んでいます。。。(笑)
音工房Z Z1000-Bergamo/Z702-Bergamo
https://otokoubouz.com/z1000/z1000bergamo.html