本日の作業はずっと気になっていた1000ZXL-LTDのメンテです。
気になっていたのは再生モード遷移の時間が掛かる点。
時間は掛かるものの再生は出来る事と重量級によるハンドリングの悪さで伸ばし伸ばししてました。。。
3連休、今日は朝から天気が悪く散歩にも行けないので、メンテすることにしました。(爆)
ラックから、スピーカー用ウッドブロックを下駄にしてフロントパネルを上向きに下ろします。真上に引き抜く形にしないと、シャーシの底面でウッドラック内側を削ってしまいますから。
ふう、無事に取り出せました。
この後、さらにフロントパネルを外すのが大変なのです。
スライドVRノブ、スイッチノブ、テープスピード調整ノブを外すのは訳ないのですが、フロントパネルから基板に接続されているケーブルを外す必要があります。
コネクタにして20本ぐらいあります。結束バンドをカットして、サブシャーシのサービスホールから引き抜くことでやっと外せます。
余りのケーブルの多さに一番最初にメンテした頃は、外し残しが数本残っていて外せませんでしたが、もう慣れました。(爆)
フロントパネルを外して、やっとメカブロックにアクセスできます。
ブラッククロメート処理されたサブシャーシが見えますね。
ここまで、1時間弱ぐらいでしょうか。
再生モードへの遷移に時間が掛かっていた原因のゴムベルト。
右側が劣化したゴムベルト。左側は新品のゴムベルト。
直径が大きくなっているのと、変形癖が付いてます。
開けたついでに出来る事をすべて実施します。
こちらは、録音ヘッドアジマス調整用ゴムベルトの交換。
右側が劣化ゴムベルト。モード用のゴムベルトと同じ状態でした。
こちらはモード用ほどに駆動トルクが掛からないので、目に見えた症状としては出ていませんでしたけどね。
アイドラホイールゴムも交換します。
右側が劣化したアイドラホイールゴム。
まだカチカチに硬化はしていませんでしたが、こちらも予防的交換。
おまけ的情報をひとつ。
こちらは、フロントパネルを固定している化粧ビスです。
右端に写っている工具は専用工具ではないのですが、工具店で合いそうなものを探したものです。1000ZXL-LTDを入手して最初にメンテしたときに入手してます。
これを見つけなければ、マイナスドライバの先をヤスリで削ろうかと思ってました。(爆)
こちらはノーマルの1000ZXLのフロントパネル固定ビス。
ヘキサ穴のビスですね。
シャーシにメカブロックを組付けます。
フロントパネルが無いので、リモコン操作でメカブロックの動作チェック。
メカブロックが問題ない事を確認してから、フロントパネルを取り付けて、ケーブルをすべて接続します。
オートキャリブレーションで正常終了することを確認し、結束処理して、ウッドケースに戻します。
これをやらないと、ウッドケース取り外し・取付をもう一度繰り返す事になります。(爆)
ラックに設置して、試聴です。
再生モードへの遷移も、ストレスなくスピーディー。
中々収束しないメカ駆動モーターの動作音から解放です。
クリスマスイブに願い事がひとつ叶いました。(笑)