Nakamichi AV-10 その１としてアップした続きです。
前回は一応動作させ、リアパネルのスピーカー端子を修復する手前まででした。
2台のAV-10のスピーカーターミナルを一旦全て取り外します。
底板が外れるタイプでは無いので、画像のメイン基板が裏返せるまでは結構大変でした。
スピーカーターミナルの様な部分のハンダはハイパワーの半田コテがあると作業効率が良いですね。
根元からぽっきりと先っぽがぽっきりです。
どれだけ手荒なハンドリングをしたのでしょうかね。。。(汗)
まあ、重量が16kgもありトランスの位置が左側で重量バランスが悪いから、うっかり手を滑らせ落下させる可能性は充分有りますけど。
修復方法ですが、ターミナルを新たに購入して全く作り直すという手もありますが、出来るだけオリジナルに拘りたい。(爆)
2台あるターミナルを組み合わせを検討します。(5.1chでSP端子は5ch分が28個)
ベースのネジが馬鹿になっているものを除外してターミナルのノブは正常なターミナルから移植します。フロントスピーカーはA、Bなので2ｘ2の４が二組。
センター／リアは２+2ｘ2が一組。何とか、必要数のターミナルが出来ました。(汗)
リア、センターは2台分共に正常でした。
(右側の2組が復活したターミナル)
完成したスピーカーターミナル部です。
また、RCAピンジャックも破損してましたので、同様に部分移植することでクリアしました。
OKとなったピンジャック部分です。
完成となったので、アイドル電流の調整からレシーバー部の調整を完了させて試聴します。
最大消費電力1100Wの電源部は伊達では無い様で、シャンパンゴールドの上品な風体とは裏腹にしっかりとした音ですね。
それと今回初めてファン付です。
センターにあるファイナルブロックを内部から吹きつけて、後方から排出する仕組みですが、懸念していたファンノイズも全く無いです。1時間経過後でも、わずかに暖かい排気が出ているだけで筐体も暖かい程度でした。(驚)
昼間、もう少し音量を上げて聴いてみたいですね。
