IA-2の2号機は里親が決まりまして、そのオーナーさんがトランジスタのファイナルからスピーカー端子までの内部配線をPC-TripleCに交換して欲しいというご要望がありまして、作業しました。
こちらが、支給されたケーブルです。とてもシースを含めて、しなやかで扱いやすいケーブルですね。
内部配線はプリント基板側は圧着端子を使用しております。オリジナルとは異なりますが、ケーブル線径を基板孔を考慮して、日圧の端子を使用することにします。
スピーカーターミナル側からのケーブルを作業します。
コネクタも新しいシェル+コンタクトを使用して作成しました。
こちらはフロント基板裏のスピーカー切替オンオフスイッチ基板に刺さっている4ピンと2ピンコネクタ。4ピンはリアパネルのスピーカーターミナル、2ピンはパワーアンプ出力に接続されます。
続いて、アンプ基板の出力側のケーブルも交換します。
プラス側が2本、マイナス側も2本。
ケーブルの交換が完了したので、後はコネクタを刺すだけです。
こちらは作業前のフロントパネル裏の画像。
こちらが作業後の画像。ケーブルの外被色が赤黒の2色しかないので、Rチャンネル側には赤、Lチャンネル側には白の熱収縮チューブを掛けて識別します。
こちらは、電源回路のプリント基板です。マイナス側のケーブルも併せてPC-TripleCに交換してます。
最後にスピーカーを接続して、最終確認で試聴します。
交換前との音が差ですが、交換後はクリアですっきりした出音になったと感じました。変化量、変化の方向性としては、納得できる結果ですね。
本日、次期オーナーさんに向けて出荷します。