本日の作業は昨日に引き続き、工作です。
いきなり完成の図です。
昨日の工作では、トランジスタをペアで入れるためのアルミのハウジングを作っていたのでした。
これに、特性の揃えてペアとして販売されているものを熱結合するため、見た目をオリジナルのトランジスタに近付けるために手を掛けたのです。ネット検索すると、銅箔テープ、アルミテープなどを巻いているものはありますが、個人的に納得できなかったので。。。(笑)
すでにオリジナルのトランジスタはかなり前に廃品種となり、流通在庫もほとんどなく、あったとしても非常に高価であるため、代替え策として特性の近いものをさらにペア品としている訳です。その代替え品種も数量が減り、高騰してきているので押えました。
そもそも、この作業は何故するのかというと、ナカミチのパワーアンプ、一部のカセットデッキの初段トランジスタに使われている2SK240というデュアルFETがさきほどの廃盤種にあたります。メインシステムのパワーアンプであるPA-70CEが2台中1台でノイズが出ているため、オーバーホールをしようという切っ掛けです。ここで手を打たないと、メンテ不可になると。
同一FETをまとめて購入し、ペア品を自分で選別するという手もありますが総量の10%ぐらいしかペア品として取れないと考えると、コスト的に相当割高になりますので、多少高くなっても販売店からペア品として購入した方がトータルでは低コストとなりますし、使えないFETも出ませんしね。
そうは言っても、販売店のいうペア品がどの程度特性が揃っているのかという疑問もありましたので、確認するための治具を作りました。
いきなりですが、完成の画像です。
結論をいうと、販売店のペア品で自分が欲しいスペックは満足していることが、確認出来ましたので、ほっと安心です。
引き続き、パワーアンプのオーバーホールの準備を継続したいと思います。