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CDP2修理(その2、最終回?)

先日の調整用ツール はケースの加工とBNC、スイッチ、陸式端子の取り付けまで出来てましたので、続けて電気回路の配線です。
 
回路図はサービスマニュアルに基きます。
 
 
部品点数も多く、結構時間が掛かりましたね。。。
 
で、いきなり完成です。(爆)
 
 
ツールも無事に出来たので、本題の修理調整に掛かります。
 
これまでの修理 に依って現在は、再生できるもののエラーによる耳障りなノイズがある状態で、本来の性能を発揮出来ていません。
試しにひずみ率を測ってみると、10~20%で上下しますね。。。
 
RF信号の波形をオシロで見てみるとDC的に上下するのとアイ・パターンの開口度が狭いです。RFアンプ基板をチェックします。
 
 
ハンダクラックなどが無いかチェックします。
むむ、半田が変ですね。
 
 
ケミコンがお漏らししてます。
 
取り外して容量をチェックします。
 
 
0.47uFが0.013uFしかないです。
 
交換する新品パーツは0.47uF。
 
 
ピックアップ脇の奥でとても取り出しにくい場所なので、他のケミコンも予防処置で交換、そして再ハンダ実施です。
 
 
RF信号も安定したようですので、サービスマニュアルに基いて調整します。
 
 
 
・VCO周波数調整
・EFM信号調整
・E-Fバランス調整
・トラッキングゲイン調整
・フォーカスゲイン調整
・歪み率調整
 
無事に完了したので、試聴しました。
 
 
聴感上のエラーノイズも無く再生できるようになりました。
CD-Rも問題なく再生可能です。
OMS-50II/70II系と比べると若干高音がキツく感じます。
 
少し手こずりましたが、無事完了してほっとしてます。