先日の調整用ツール はケースの加工とBNC、スイッチ、陸式端子の取り付けまで出来てましたので、続けて電気回路の配線です。
回路図はサービスマニュアルに基きます。
部品点数も多く、結構時間が掛かりましたね。。。
で、いきなり完成です。(爆)
ツールも無事に出来たので、本題の修理調整に掛かります。
試しにひずみ率を測ってみると、10~20%で上下しますね。。。
RF信号の波形をオシロで見てみるとDC的に上下するのとアイ・パターンの開口度が狭いです。RFアンプ基板をチェックします。
ハンダクラックなどが無いかチェックします。
むむ、半田が変ですね。
ケミコンがお漏らししてます。
取り外して容量をチェックします。
0.47uFが0.013uFしかないです。
交換する新品パーツは0.47uF。
ピックアップ脇の奥でとても取り出しにくい場所なので、他のケミコンも予防処置で交換、そして再ハンダ実施です。
RF信号も安定したようですので、サービスマニュアルに基いて調整します。
・VCO周波数調整
・EFM信号調整
・E-Fバランス調整
・トラッキングゲイン調整
・フォーカスゲイン調整
・歪み率調整
無事に完了したので、試聴しました。
聴感上のエラーノイズも無く再生できるようになりました。
CD-Rも問題なく再生可能です。
OMS-50II/70II系と比べると若干高音がキツく感じます。
少し手こずりましたが、無事完了してほっとしてます。