ヘッド駆動ベルトを暫定修理したOMS-70IIですが、暫定処置である悲しさかな、摘んだ部分の谷間が段差となり
その部分がモーターのローラー通過時に速度変化となり音飛びとなっていました。
また新品のベルト入手を継続調査したのですが入手先が見つからず、準恒久的と思われる方法を検討しました。
1.現在入手可能な0.5mmの平ベルトを摘めて希望の長さにする
2.摘めた後は裏からテープを貼り付ける
ここで最初は積めて切ったベルトを裏当てして、ゴム系接着剤で貼り付けてみました。
が、モーター側のローラーの径が小さいため裏当てして厚くなった部分がローラーのカーブに沿って
トレースできません。
それではと、ナイロンフィルムを裏当てにしたところ、うまくローラーのカーブに沿って動くようになりました。
[実物の画像を撮り忘れたために同じ手法で作ったもの、良く見ると隙間があります]
音飛び問題が解決したので、OMS-70IIの実力を見るために他のCDPと比較視聴することにしました。
視聴は、シングルディスク機である「OMS-20」「OMS-40」との三つ巴です。
まずはOMS-20から。
比較視聴するときは、細かい違いが良くわかるので女性ボーカルで行うことが多いです。
全体的にバランスが良く、良いのですが、サ行の音がきつめで耳ざわりに感じます。
続けて、タワー１のメインCDPであるOMS-40を聴いてみます。
やはり温かみのある音で良いですね。先ほどのOMS-20で感じたサ行のきつさがありません。
この音は好みですね。
で、OMS-70IIを聴いてみます。
OMS-40と比較して声に艶があります。うーん、この方が良いですね。
聞き流してしまうと気がつかないですが、じっくりと聴くと違いが判ります。
メインCDPの入れ替えが決まりました。
[左が別途入手したもの、右が付属されていたもの]
今回このOMS-70IIにはリモコンが付属されていましたが、故障していて発光せず。
修理したのですが、何と反応せず。。。(折角直したのに)
入手することを予想して別途海外で入手していたリモコンで操作できました。(爆)
付属のリモコンはOMS-70II用ではなくOMS-70用なのか、謎です。
