本日の着弾はオクからクリックポストで到着です。
到着したのは、アナログフォトカプラーです。
ナカミチのカセットデッキであるLX5/3やZX9/ZX7などオートフェーダー機能が付いたモデルの入力部に使われているのが、アナログフォトカプラーです。
筒の中に対向してLEDとCDS(光導電セル)が入ってLEDの順電流を増やすとCDSの抵抗値が下がるというものです。これを使って、アナログ的に入力信号レベルをフェードイン/フェードアウトさせているのです。
この素子が経年劣化でLED側なのか、CDS側なのかは不明ですが、正常動作しなくなるという不具合を経験しています。オリジナルはモリリカのMCD7214Fという型番で、LEDが1つ、対向してCDSが2個入っているタイプ。このCDSが2個でLR振り分けているのです。メーカーは無くなっており、流通在庫もない状態です。色々と調べて、この部品にしました。残念ながらピンコンパチではなく、CDSは1個ですし、暗抵抗、明抵抗も違いますので、周辺回路の諸元変更が必要ですが、機能的には大体満足いくレベルにはなるかと。
先日の互換リレーもそうですが、古い機器の修理は、こういった部品調達、代替え部品をどうするか、という点が一番重要だったりします。