本日の着弾は海外からDHLで到着です。
到着したのは、こちらプリント基板です。
フリーのプリント基板CADアプリを使って設計し、データファイルを送って待つこと4日で到着。早いだけでなくとてもリーズナブル。お絵描きではなく、ちゃんと回路図とパターンが紐づいているので基板の外形寸法とライブラリ未登録パーツのフットプリント作画を間違わなければ、サクッと出来てしまうのが良いですね。仕事でアートワークを4倍サイズの手書きで書いていた時代とは隔世の感があります。それ、何十年前のこと。。。(汗)
で、そのプリント基板に部品を半田付けして完成させたのがこちらです。
ナカミチのカセットデッキである1000ZXLと700ZXLの外部ノイズリダクション信号の切り替え用に使われているリレー(図の一番左側がオリジナルパーツ)があるのですが、ピン配置が特殊で現在入手可能な互換部品が無いのです。オリジナルのリレーは密閉型でないので接点が酸化して接触不良となるのですが、磨きにくい構造ですし、これまで磨いたら逆に高抵抗から未接続になってしまうという事もありました。
入手性の良い現行品リレーを使って、デッキ側の基板パターンをカット＋ジャンパ配線することでも実現可能なのですが、出来ることならオリジナルの基板はそのままにしたいのです。
これ、1号機の1000ZXLを入手し修理した時に実現させたいと思ったのですが、腰が重くて。。。(笑)
それと、2個分作成したのは理由があります。オリジナルのリレーはコイルが無極性タイプなのですが、代替え品として選定したリレーは有極型。現在直ぐに入手可能な表面実装タイプでは選択肢が少なく、残念ながら無極タイプが無かったのです。デッキのパターンを確認すると2個其々コイルへの配線が異なることが分かったので、ショートジャンパーでどちらにも対応出来る様に工夫してます。
これで、長年の懸念事項が1つ減りました。。。
