これまで入手したことの無いモデル、ナカミチのSYSTEM50シリーズのCDP、それも二代目のOMS-50IIをゲットできました。IIとなっていますが、ピックアップも違いますし、D/Aがグリッジフリー回路となってS/Nが10dB以上良くなっていまので別物と言って良いかと思います。
OMS-50は度々オクでも見るのですが二代目は少なく、外観の程度と復活出来そうな出品はさらに少ないのです。
初代はピックアップが入手困難であり、二代目はまだ手に入るのと手持ちもあるというのが初代を避け二代目を選ぶ理由ですね。
今回はCDを入れてもすぐにトレイを排出してしまうという症状のもので、原因は予想が付くのでポチっとした訳です。
本日到着したので早速開梱して、動作チェックを実施します。
申告通り、CDを挿入してもすぐに排出されます。DISKの表示が出ますので、CDがあることは認識していますね。
インデックスサーチが出来ない原因で確立が高いのは
・ピックアップレンズの汚れ
・ピックアップ駆動ベルトの劣化
・レーザーの劣化
でしょう。
順番に潰していきます。
レンズクリーナーによるクリーニング実施後、チェックしましたが状況は変わらず。
続いてピックアップ駆動ベルトをチェックするために底板を外します。
ベルトが跡形も無い状態です。筐体内を確認しましたが、残骸がありませんでした。
推測するに、前オーナーが取り除いたがベルト代替品を入手することが出来ず手放したということでしょうか。
プーリー及び周辺部汚れを除去して新しいベルトを装着します。
その他、筐体内のホコリを除去し、コネクタのコンタクト部分の清掃などの作業を実施しました。
メイン基板とリアパネルの間にこの様なブロック図が示されているパネルがあります。
トップパネルの後方メッシュ越しに、このブロック図がちらっと見えるのです。
オーナーの心を掴む憎い演出ですね。
最後に外装のクリーニングを実施してメンテナンス完了です。
私の駄耳ではSYSTEM70のCDPであるOMS-70IIとの音の違いはわかりません。
メカを含む基本的な部分はすべて共通であり、プログラム再生、ダイレクトサーチ機能、ヘッドフォン端子が無いなど便利機能のみ削ったモデルですから音は違わないと思うのですが(負け惜しみ)、一部の方のレポでは機能を削ったことに回路がシンプルになることでノイズが減り音が良くなったという理由付けの様ですが。。。(笑)
SYSTEM50で揃っていないのはカセットデッキのCR-50のみとなりました。
以前に一度入手しているのですが、手放しています。今思えば手放さなければ良かったと。(爆)