toby_Nakamichi’s blog

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本日の作業(2020/10/16、ナカミチ1000mb/i)

 

本日の作業は先日入手したナカミチのCDプレーヤーである1000mb/iの修理です。

 

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CDトレイのフロントカバーです。

 

このカバーはイジェクトボタンを押下するとモーターからカム、カムからワイヤーと伝達され、ロックが解除され、フロントカバーは重力により開きます。そしてカバーが開き切ったタイミングでマイクロスイッチがオンになり、CDトレーが迫り出す仕組みになってます。そのフロントカバーはギアダンパーによりゆっくりとスムーズに開くのが本来の正常動作なのですが、入手時からパカッ、バーンという具合にギアダンパーが全く効いていない様な動きでした。

 

それで、正規サービスに修理を依頼したのですが、ダンパーの交換部品在庫が無いとのことで、その部分は修理されずに返却されたのです。

 

しかし、やっと入手する事が出来たモデルですから、どうにかならないかと思案してみることにしました。見なかったことにするのが、出来なかったんです。(笑)

 

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上蓋を開けてみますが、まだ肝心の部分が見えません。。。

 

 このモデルはサービスマニュアルが入手出来ないので、該当部位の到達まで悩みました。フロントパネルを外す事で、やっとアクセスできました。

 

該当部分のユニットを取り外します。

 

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疑わしいギアダンパーを手で動かしてみましたが、かなりの抵抗があって、ギアダンパーの抜けは無さそうです。。。(汗)

 

それではと、ギアダンパーに繋がるギアを取り外してみます。

 

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何と、ギアの歯が欠けていました。

 

必死にネットでギアダンパー、ギアを検索してみましたが、該当するパーツが見つかりません。専用パーツなんですね。。。

 

CA-70のウォームギア破損時に図面を書き起こして頂いた元ナカミチのNさんに相談して、自分で採寸し作図。図面をチェックして頂いて、前回と同じ業者に発注。

 

 

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オリジナルのギアは成形品で、切削加工ではそのまま作ることが出来ませんので、切削加工可能な図面に修正して、製作してもらったのがこちらのギアです。

 

早速、出来上がったギアを組み込んでみます。

 

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何とか勘合してそうです。

 

 

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良かったです。フロントカバーがゆっくりと開くようになりました。

 

でも、ギアダンパーが壊れていなくて本当に良かったです。ギアダンパーなら、複数の構成パーツの作図、ダンピングオイルの粘度検討など、やることが多くて大変だったでしょうからね。