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ナカミチ680(その3)



本日は680のその3、試聴編です。





まずはノーマルスピード(4.8cm/S)、テープは現在販売されていないデッドストック品のTDKのAE(マクセルULクラス)で試聴します。

カセットテープの精度がいまひとつで、ハブの負荷変動が大きいので、早送り/巻き戻しで結構な音がします。(爆)

ケースシェル精度がワウフラにも影響が出ていると思いますし、テープの録音感度調整のみでバイアスの微調整も出来ないというのもあり、ソースとテープの聴き比べで同じにはなりません。カミソリナカミチと異名をとるZX-9とは高音のキレは違いますね。でもそれはどちらが優れている、劣っているというのではなくて、音作りが異なっているのだと思います。初代の680は中域の音の厚みを感じますね。



続けて、ハーフスピード(2.4cm/s)を試してみます。

テープはメタル、それもTDKのMA-Rを奢ります。(爆)





ハーフスピード時はバイアスをノーマル、ハイポジ、メタルともに120usに設定するのが注意点です。

確かに高域はソースに比べさらに落ちますし、音が薄くなる傾向になりますが、十分音楽を楽しむことが出来るレベルは確保されていますね。

60分テープで片面60分、90分テープでは片面90分と、長時間録音できることを考えるとメリットが大きいですね。