toby_Nakamichi’s blog

tobyのNakamichiに纏わる話題を綴るブログ

ナカミチBX-125のメンテナンス(その2)

 
前回記事 から、部品手配をしていた関係で少し間が空きました。
 
メカはほぼ問題ない状態にはなりましたが、
 
1)テープカウンタの動きが悪い。
2)録音されている音が途切れる。
3)アウトプットボリュームのガリが酷く、R側がほど出力されない。
 
 
という主にエレキの面での問題点が発見されました。
 
順番に対処していきます。
 
 
カウンタはカウンタ駆動ベルトがダルダルだったので、新品ベルトに交換で完了です。
 
 
 
 
続いて、録音が途切れる点ですが、
 
 
録音アンプと再生アンプの信号を切り替えるリレーの接点がアウトでした。
 
 
 
 
上が同等品の新品リレーです。
 
 
配線が多く、部品へのアクセスが難儀でしたが、交換し問題点は解消です。
 
 
 
 
 
続いて、出力ボリュームのガリ、途切れの対処です。
 
 
ボリュームは2連、Aカーブ、10K、軸長15mm、セレーション軸(軸に溝があるタイプ)です。以前同様アルプス電気に注文しようと思ったのですが、平軸のみでセレーション軸は選べなくなっておりました。(平軸なら秋葉原で購入できます)
 
参りました。これだと、これまでのボリュームノブが使えなくなります。
ボリュームノブをイモネジで固定すれば実質的に使えるようになりますが、出来ることならオリジナルに拘りたいです。
 
ということで、何種類か、2連、Aカーブ、10Kのボリュームを入手しました。
 
分解して検討します。
 
[旧型のNG品を分解]
 
 
検討した結果、NG品からシャフト(セレーション)を現行品(新品)へ流用が出来そうです。以前に平軸をヤスリで加工してセレーション化しようとしましたが、手加工では精度が出ずに無理でした。(爆)
 
ちょっと長めにシャフトをカットして、シャフト先端をヤスリで整形します。
 
 
何とかシャフトの換装がうまくいきました。
 
 
[ 左側:シャフト交換前、右側:シャフト交換後 ]
 
 
作業的に疲れたので、今回はここまで。その3に続きます。