先日、入手した機器の正解は
[外観はクリーニング対処後の撮影]
発売当時の1989年はジャスト10諭吉です。
普通は・・8,000ですからね。(笑)
こちちは、三協メカのデュアルキャプスタン、3ヘッド機。
上位モデルのCR-40のキャリブレーション機能を省き、駆動がDDから、普通のDCサーボなどに変更した廉価版です。
さて、モデルの紹介はこれぐらいにして、実機をみていきましょう。
事前の情報では
・再生、録音、早送り、巻き戻しほか一応動作
・録音は音がこもる
・テープパッドリフターが欠品
・録音アジマスのネジが別のものが装着
ということですが。。。
まずはカバーをオープン。
各ケーブルに結束バンドが全く無いですね。ここからも、手が入っていることがわかります。回路、基板には手を加えていない事を祈ります。(笑)
まずはメカ部を取り外していきましょう。
メカを固定している底面側のビス2本を外します。
まあ、綺麗にネジ頭をなめてます。。。(爆)
続いて、
消去ヘッド固定ビス、これまたご丁寧に3本共にネジ頭なめてます。
触ったところのビス頭は尽くなめつくしてます。
まあ、触ったところは何処か判るってことですが、どんなドライバを使ったのでしょうか。。。
そして、事前情報があったヘッドブロック廻り。
向かって、左側の録音ヘッドアジマス調整用スクリューが、六角タイプのネジになってます。調整スクリューのパーツ全てが調整みぞが黒い汚れが付いているのも気になる。
正しいスクリューと並べて比べてみましょう。
ネジピッチ、ネジ径、ネジ先形状と全く違います。これを代品として使いますかね。
何となく、PCに使われているネジに似てます。
ヘッドブロックに裏を見てみると、各ヘッドへのシールド線が繋がっていますが、何か黒いビニールテープ的なものが巻かれています。
剥いてみると
案の定、被覆が剥けて中のシールドが剥きだしです。
いやはや、これほどまでに弄られてダメージを受けている個体を触るのは初めてです。
弄るのは良いんですけど、もう少し愛情を持って欲しいですね。
こういう方はジャンク弄り以外の作業でも同様でしょう。
戦意喪失したので、今回は此処までです。。。
その2は無いかもしれません。(爆)