toby_Nakamichi’s blog

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問題だらけの・・・(CR-30、その1)

 
 
 
 
 
 
[外観はクリーニング対処後の撮影]
 
 
ナカミチカセットデッキであるCR-30でした。
 
 
発売当時の1989年はジャスト10諭吉です。
 
 
ナカミチカセットデッキのモデルで端数の無い丁度というのは珍しいです。
普通は・・8,000ですからね。(笑)
 
こちちは、三協メカのデュアルキャプスタン、3ヘッド機。
 
上位モデルのCR-40のキャリブレーション機能を省き、駆動がDDから、普通のDCサーボなどに変更した廉価版です。
 
さて、モデルの紹介はこれぐらいにして、実機をみていきましょう。
 
事前の情報では
 
・再生、録音、早送り、巻き戻しほか一応動作
・録音は音がこもる
・テープパッドリフターが欠品
・録音アジマスのネジが別のものが装着
 
ということですが。。。
 
 
まずはカバーをオープン。
 
 
 
各ケーブルに結束バンドが全く無いですね。ここからも、手が入っていることがわかります。回路、基板には手を加えていない事を祈ります。(笑)
 
まずはメカ部を取り外していきましょう。
 
メカを固定している底面側のビス2本を外します。
 
 
 
 
まあ、綺麗にネジ頭をなめてます。。。(爆)
 
 
続いて、
 
 
 
消去ヘッド固定ビス、これまたご丁寧に3本共にネジ頭なめてます。
 
触ったところのビス頭は尽くなめつくしてます。
 
まあ、触ったところは何処か判るってことですが、どんなドライバを使ったのでしょうか。。。
 
そして、事前情報があったヘッドブロック廻り。
 
 
 
 
向かって、左側の録音ヘッドアジマス調整用スクリューが、六角タイプのネジになってます。調整スクリューのパーツ全てが調整みぞが黒い汚れが付いているのも気になる。
 
正しいスクリューと並べて比べてみましょう。
 
 
 
ネジピッチ、ネジ径、ネジ先形状と全く違います。これを代品として使いますかね。
 
何となく、PCに使われているネジに似てます。
 
 
ヘッドブロックに裏を見てみると、各ヘッドへのシールド線が繋がっていますが、何か黒いビニールテープ的なものが巻かれています。
 
 
 
 
 
剥いてみると
 
 
 
 
案の定、被覆が剥けて中のシールドが剥きだしです。
 
 
いやはや、これほどまでに弄られてダメージを受けている個体を触るのは初めてです。
 
 
弄るのは良いんですけど、もう少し愛情を持って欲しいですね。
こういう方はジャンク弄り以外の作業でも同様でしょう。
 
戦意喪失したので、今回は此処までです。。。
 
 
その2は無いかもしれません。(爆)