toby_Nakamichi’s blog

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必要に迫られて・・・


いきなり完成の画像です。(爆)





以前から必要というか、必須といっても言い過ぎではいものでした。

面倒で作るのを先延ばしにしておりました、「信号切替器」です。(爆)



これを説明するために順序だてて説明しないと駄目ですね。

オーディオ機器の調整で必要な測定器のひとつに信号をレベル測定する「RMSボルトメーター」があります。



これは入力が2chのタイプです。この2chというのがミソです。

そう、オデオ機器はLとRの2chですからね。

左右のレベルが同時に測定できるということは、測定する上で結構重要なんです。

Lを繋いで、レベル針を見ながら、調整。そしてRに繋ぎ替えて、R側を調整。
これを合うまで繰返します。

これが1回だけなら問題になりませんが、2ヘッドカセットデッキの調整を例に取れば、録音レベル感度調整、録音バイアス調整は録音して、巻き戻してレベル測定。ちょっと半固定ボリュームを調整して録音して、巻き戻して・・・・
これをRとLの度にBNCコネクタを繋ぎかえるんですから。。。(汗)

この2ch同時測定はとてもありがたいことなのです。

で、この2ch入力のRMSボルトメータがあるから良いじゃないかって。
まあ、半分正解です。このRMSボルトメータは入力レンジ切替は手動です。
感の良い方はお解かりですね。1つのレンジ範囲なら良いのですが、レンジをまたぐ場合は切替の手数がなんです。(笑)
ナカミチのカセット調整だと-20dBと0dBが基本ですが、測定レンジは2段分ですね。

で、やっと出てきますが、HP社のオーディオアナライザです。



1台でレベル、SINAD、歪み率の測定と低歪な高性能の信号発生器が入っている優れものです。(測定レンジ切替は自動)

ただし、測定チャンネルは1chです。

そこでの信号切替器です。

これでLとRをスイッチを(手元で)切り替えるだけで、接続を繋ぎなおさずに済むのです。



これは説明の為にLとRに1KHz(レベルは1V)、1.5KHz(レベルは0.5V)をそれぞれ接続して、スイッチを切り替えて測定し、(画面を)切り貼りしたものです。

この説明で、上手く伝わりましたかね。。。(汗)

え、このオーディオアナライザを2個揃えるか、入力が2chのタイプにすれば解決するって?

それが出来れば、してますから。(爆)

今回の材料費は1K以下。リーズナブル~~