toby_Nakamichi’s blog

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2016仙南オフ参加レポ(発表振り返り)

早いもので、今年の仙南オフから1週間が経ちました。。。

オフ会レポで自分自身の発表についてはスキップしていましたので、振り返りをしたいと思います。

昨年は音工房Zさんのスピーカー試聴1本で30分としましたが、今回は持ち時間が昨年より長い1時間ということで、コンテンツを3本に増やしました。

〇コンテンツ
1.聴能形成(説明5分、テスト20分)
2.TQWT紹介(説明10分、試聴15分)
3.井筒香奈江さん試聴(5分~10分)

1.聴能形成



1の聴能形成とは何かと簡単に説明すると、聴いた音について他者と語るときに異なる理解にならないよう共有するための訓練です。

以前受講したセミナーで聴能形成を体験し、オデオを共通の趣味とするメンバーにも体験してして欲しいと思ってこのテーマにしました。

訓練は3つ行います。

A)音の大小を聞き分ける訓練
B)音の高さを判別する訓練
C)周波数の盛り上げを判別する訓練

A)の音の大小の訓練では1KHzのサイン波を基準音に続けて3dBアップ又は3dBダウンした音を流し、それが大きいか小さいかを判断します。

B)音の高さを判断する訓練では、ある帯域幅をもったノイズの中心となる周波数を言い当てます。63Hzから約1オクターブアップさせた63、125、250、500、1K、2K、4K、8Kの8種類出題します。
参考までに、この音源はホワイトノイズにバンドパスフィルタを通過させたもので、全8種類の音圧は揃えてあります。

C)周波数の盛り上げを判別する訓練は、サンプルの音楽をある周波数を持ち上げ、その周波数を言い当てるというものです。
125、250、500、1K、2K、4K、8Kの7種類出題します。
こちらもそれぞれの音圧は揃えてあります。
サンプルの音楽はフリー音源を利用し、女性ボーカル、ドラム、ベース、ギターが含まれているものを選んでます。

今回は回答用紙を回収しなかったので、正解率は掴んでいませんが、ちらっと回答用紙を見た感じだとA)の音の大小を聞き分ける訓練は正解率が高かった様です。

コンテンツ1での反省点ですが、今回はこの説明の為にLEDプロジェクタとスクリーンを持ち込んだのですが、LEDプロジェクタが安物ということと、部屋のカーテンがレースのみで暗くすることができずに急遽舞台に移動して暗幕内で行うという対処で何とかできましたが、もし次回行うとしたら資料配布にしようと思います。



ちなみにこれが発表で使ったipadiphonewifiポケットルーター
プレゼンアプリのkeynoteipadiphoneに入れて、wifiルーターを使って、iphoneipadで操作。そのiphoneの画面情報をHDMIでプロジェクタに送りました。

2.TQWT紹介

2のTQWT紹介は、今年8cmのTQWTを作りましたが、昨年と同じ8cmフルレンジが方式の違いでどう感じられるかを聴いてもらおうと企画しました。



TQWTの作成経過は以前紹介してますので、ここでは割愛します。
下にリンクを貼っておきます。




試聴する機材は以下の構成です。



CD/DVDプレーヤーはリクエストでCDを掛けるケースを想定して準備していますが、今回の試聴では使わずに、iphoneからDSD5.68MHzをDACに送り込んでAVアンプでTQWTを駆動します。



ちなみにiphoneのプレーヤー(OnkyoのHDプレーヤー)はBluetoothのリモコンで操作しました。アンプ、CDP、デッキのリモート操作はAVアンプ付属の学習機能付リモコンで操作。CDPとカセットデッキの操作はリモコンに学習してもらいました。

3.井筒香奈江さん試聴



こちらは展示会で初めて聴いたハイレゾクイーンの異名をとる井筒香奈江さんを聴いてもらおう思って企画しました。

私はデッカーですから、やはりカセットデッキの音も聴いてもらおうということでソースはZX-9から送り出しました。昨年はDRAGONだったので、換えました。

発表は概ね上手く行ったと思いますが、自己評価が甘いですかね。(爆)