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Nakamichi Receiver 2

どちらかというと自分の中ではデザインが好みではなかったナカミチのまんまなモデル名のシリーズですが、最近気にならなく無くなりました。(笑)

先日入手したReceiver1に続いて、今回はReceiver2です。

Receiver2とReceiver1の大きな違いはアンプの出力が80W+80Wが55W+55W、テープが2系統から1系統、映像入力非対応という点でしょうか。


[左側:Receiver2、右側:Receiver1]

残念ながら一応動作品。外観は前回のReceiver1程ではないですが、そこそこ汚いです。(笑)

一通りクリーニングした後に、転ばぬ先の杖的な改善をしてから調整に入りたいと思います。

これは改善によって、取り外した部品と交換する部品です。



これらは±12Vと±18Vの電源部で使用されているトランジスタです。

このTO-220のトランジスタにオリジナルは放熱器は付いていません。故障していないので、デバイス的にジャンクション温度は超えてないと思いますが、直感的にギリかなと。それによって基板が影響を受けていて、部品面は黒くなり炭化手前ですし、半田面もレジストがこんがりキツネ色になってます。(笑)
熱設計的にまずいですね。実は先代のモデルであるTA-30/20も同様でしたから改善される事無く引き継がれているようです。

今回は対策として放熱器を取り付けることにします。
ただしスペース的な制約もありますので、その中で出来るだけ。

無い頭を絞ってレイアウトした完成形がこちらです。(汗)



大きな放熱器は無理なので、ミニマムですが無いよりはマシです。小一時間使った後に触っても暖かい程度で、思ったより効いている様ですね。
本当は熱抵抗の計算したい所ですが、精神衛生上良くないので敢えてしません。(笑)

さて、調整に入ります。

アイドル電流の調整。0.22オームの両端を4mV±1mVに調整。(18mA)



続けてFM部の調整。



THDは0.16%と規定に入らないけど、こんなところでしょうかね。(笑)

続けてAMの調整ですが、画像は割愛。(爆)

セットアップして、総合チェックします。



良いんじゃないでしょうか。(笑)