east_bredさんの記事を見ていて、そういえば紹介していなかったことに気が付いたのでアップします。
audio-technicaの電動吸着ディスクスタビライザーAT-665BXです。
ディスクスタビライザーの上に載っている円柱状のものが電動ポンプ兼ウェイトです。
どの様に使用するかというとセンタースピンドルに、この電動ポンプユニットを載せます。
載せたら、中心部にあるスイッチをオークションでやっている様にポチっと押すだけです。(笑)
後は既定の真空レベルになったところでポンプは自動で停止します。
(反りが大きく吸着が出来ない場合には補助的に左手で押し下げて密着させる必要があります)
仕組み的には内周と外周のゴムシール間の空気をセンタースピンドルとレコードの穴の隙間から吸い出して、吸着します。
このテクニカの吸着ディスクスタビライザーは、このモデルの前に
AT-666・・・一番最初に発売されたもの。ポンプは手動式でポンプの先のゴムチューブをスタビライザー本体横のバルブに接続して吸引するものでした。
AT-666EX・・・AT-666のポンプが手動から電動に変更されました。ディスクスタビライザー本体は666と同じだと思います。
AT-665・・・AT-666では吸着するバルブが本体横に付いていましたが、センター(スピンドル)に変更されました。
AT-665BX・・・665の本体がアルミから黄銅に変更。電動ポンプがウェイト型(吸着用のゴムパイプが無くなりました)に変更。
※ポンプ部の小型化によりウェイトサイズにまだなりましたが、高さがある為にダストカバーの高さが高いものでないとウェイトとしての使用はNGです。
というのが歴代製品の流れで、記憶ではこのAT-665BXが最終モデルかと思います。
たまにオクにも出品されています。
重要なのは内側と外側に使われているゴム部分で、ここが折れていたり、変なクセや変形していたりしていると片面再生中に吸着が外れてしまいますので注意が必要です。