ベルト交換、ピンチローラー交換が完了しましたので、動作チェックしていきます。
スピード調整用テープにて、テープ速度を確認します。
え、3KHzドンピシャ。ワウフラッタは0.036%。(スペックは0.04%以下なので規定内)
偶々なのか、それとも出荷後の精度を保っていたのか。ベルト交換、無調整でジャストです。
ということは、他の調整も合っているかもしれません。
録音再生してチェックしてみます。
やはり合っているようです。ナカミチのEXII(ノーマルテープ)を使って3dB落ちは21KHzまで延びてます。
いやはや驚きましたね。測定器並です。
ベルトがあの状態ですから、少なくとも4-5年はサービスで調整はされていないでしょう。
こんなこともあるのですね。このメーカーは今後要チェックです。
では、いつものチェック用ソースで試聴してみます。
中域がふっくらとしたやさしい音で、これはこれで良いですね。(高音が出ていない訳ではないです)
外装を磨いて、仕上げました。78年製造とは思えないほど、かなり綺麗な個体です。
メタル対応のMkIIでは無く初代というところに拘りました。
初代って、力の入れ具合が半端ではないと個人的に思っていますから。
他には無いクリーム色のパネルとアナログピークメーター、無垢のアルミノブ。
プロ用音響機器メーカーのカセットデッキ・フラッグシップだけに実際の重量だけでなくて重厚な雰囲気があります。
はい、正解はTEACのC-1でゴザイマシタ。