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1000ZXLメンテナンス(メカ編)

本日、家の外側(窓と網戸)部分の大掃除がやりましたがそれほど寒くなく、また事故と怪我が無くて良かったです。

そんな年末でばたばたとしておりますが、1000ZXLの修理をぼちぼち始めます。

順番としてまずメカの整備からスタート。

これまで普通サイズのデッキは天板と底板を外せば、メカ部を取り外さずに上下方向から手を入れることができたのですが、1000ZXLは高さがあり、高さに対して開口部が狭いので、上からは厳しい。
また下からは多数のパネルスイッチが半田付けされているメイン基板があるため、それも難しいです。
(パネルに取り付けスイッチを10個以上取り外す+基板アース線の半田付け取り外しなど)
したがって、作業するにはメカを取り出さないと無理です。

そのメカを取り出す為には、20本程度のコネクタが付いているフロントパネル(これが結構重い・・・)を取り外す必要があります。

フロントパネルを取り外しました。



これで四隅の取り付けビスにアクセス出来るようになるので、ビスを外して後ろから引き抜きます。

メカ部の古いグリースを取り除き、新しいグリースを塗布します。
これまたナカミチオリジナルのサイレントメカに多いトラブルで、ピンチローラーアーム軸の固着がありました。
ヘッド部が上がらない場合は、これとメカ制御モーターのゴムベルトの劣化どちらかです。
テイクアップ側が完全に固着していたので対処すると共に、問題の無いサプライ側も同様にグリスのリフレッシュを行います。

これまでは、ここでメカの動作チェックの為にフロントパネルを戻しているのですが、今回は戻さずにリモコンで制御することにします。



こうすると、フロントパネルを戻すことなく、操作ができるので作業が楽です。(フロントパネルの操作ボタンがあるため戻さないと操作ができない)
今までは、フロントパネルを装着して、もしまだ問題があると、フロントパネルを取り外して対処後にまたフロントパネルを戻すという作業を繰り返す必要があり、作業性がとても悪かったのです。

メーカーのサービスは、きっとフロントパネルを取り外してワイヤード・リモコンで作業していると確信しました。

動作確認をして、早送り、巻き戻し、再生、ポーズ、停止と問題なく動作しましたので、メカ部分の作業は無事に完了です。

次はメーター動作不良に対処します。