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ワイヤレス・リモート (Nakamichi RM-580)

今回、またレアなものを入手することができました。
これまで、存在すら知りませんでしたからね。

初めてなので、じっくりとウォッチしますか。

オリジナルと思われる梱包箱は年代を感じさせる状態ですが、破けたりするなどの破損は無い状態です。



Remote Control Unit RM-580というものです。
カセットデッキで580というモデルがありますが、このモデル用としてリリースされたワイヤレス・リモコンです。



オリジナル箱を開けてみました。内袋は開封はされていますが、確かに実際に使用した感じはありませんね。



ユーザー登録はがき、ワランティーカード、取扱説明書の3点も綺麗な状態で、同梱されています。

これまでナカミチカセットデッキを直接ワイヤレスリモコンでリモートできたのは、CR-70だけでした。
(ワイヤード・リモコンは純正オプションでつなぐことができました。)
なのでこれまでは、プリメイン・アンプ、プリアンプ付属リモコンで送信し、一旦アンプで受光して、テープデッキへコントロールケーブル経由でカセットデッキをリモートしていました。

左から、プリアンプのリモコン、CR-70のリモコン、今回のRM-580とを比較してみます。



意匠的には黒ベースに白文字で680、ZX-7までの一連のモノですね。
ZX-9以降は黒ベースに金文字。




高さはどうでしょう。左のプリアンプのリモコンが一番ボタン数が多いですが、一番薄いです。

これは一応、580専用ということですが受光ユニットの出力コネクタはナカミチのデッキ共通の8ピンですから他のモデル(6ピンの480系は不可)でも接続できると思います。

早速、ZX-5に接続してみました。



リモコン送信ユニットの電池は006Pなのですね。これまでアンプ、CDPのリモコンはUM-4、UM-3でした。9Vが必要な理由は回路図が無いので不明ですが、推測として当時のIC(CMOSプロセス)の動作電圧は3V以上でしたから、ディスクリートではなくICを使用しているのではと思います。

ちょっと感覚的に反応速度が若干遅い気もしますが、特に問題なく使用できます。

受光ユニット、送信ユニット共にケースにキズ・スレは皆無に等しい状態ですので、コレクションには最適ですね。(笑)