昨日はSP-4Sのネットワークをツイーターのみを修正対象としましたが、この際なのでウーハーの修正もやることにしました。
方針としては以下の通りです。
1)ウーハーのハイカット用のコイル(0.5mH)を追加
注)ローカットと同じカットオフ周波数(2.5KHz)でウーハーに適用。ツイーターと同じ6dB/octにする。
2)ツイーターのローカット用のコンデンサを8uF(3.3uF+4.7uF)に変更
注)実験で暫定であった4.7uFのケミコンを指月のフィルムコンにします。
3)ツイーターのアッテネート用抵抗を8オームから6.8オームに変更
ツイーターのアッテネート値を6dBから5.3dB(0.7dB出力増)にします。
[修正後のネットワーク回路]
修正後のウーハーの特性は
修正前は
1KHzから近似線をイメージしながら見てみると5KHz当りのレベルが下がり、3KHzのデップが目立たなくなったように見えます。
ツイーターの変更後は
2KHzから低い周波数に向かって緩やかに下がっています。
変更前は
カットオフが6KHzに関わらず、2KHz付近までは余り下がっておらず1.5KHz付近から急激に下がっています。
ウーハーとツイーターを両方を併せた変更後のトータルのf特は
変更前は
3KHzから5KHzにかけてウーハーとツイーターとつながり部分での不自然な落ち込みが気になりますね。
昨日のウーハーのコイル追加前は
2KHzから3KHzに掛けてピークがありますね。
特性的には?にも関わらず試聴では特に気になる部分はありませんでしたが、コイル追加の方が、全体的にまとまりが良くなったと感じました。必ずしも周波数特性(位相関係は今回未測定)がフラットが聴感上良いとは限らないし、多少ディップやピークがあっても気にならないところもあることが判りました。
駄耳だからということもありますが。。。(笑)
今回は色々と勉強になりました。スピーカー弄りも楽しいですね。