NR-200(1981年) \59800
Hi-comII(1979年) \69800
があることをしりました。
そして今回、Hi-comIIの「電源入らず」というものを入手しました。
天板にサビが結構ありますが、それ以外にフロントパネルを含めて傷はほとんど無く、年代を考えると
綺麗な方だと思います。
外装を一通りクリーニングした後に、電源を接続して動作チェックしました。
電源スイッチのオンオフがきちんとできません。押すポイントを色々と変えてみるとあるポイントで押せることがありますが、メーターのバックライトは点きません。
で、天板を開けて電源コート末端であるプリント基板のラッピング端子で電圧を測定。
AC100Vは来ています。トランス二次側のAC36Vの出力を確認し、±12Vレギュレータ出力も確認できました。
では、メーターパネルが点灯しないのは電球切れかな?
電球がマウントされているプリント基板へメイン基板から接続されている配線の半田部分が接触不良でしたので再半田により点灯するようになりました。
一方、電源スイッチの不具合は、原因不明なので両サイドのラックマウントハンドル、フロントパネルを外して電源スイッチを取り外します。
すると電源スイッチ本体を押す別部品であるボタンが本来フロントパネル裏に接着剤で取り付いているべきものが、剥離しているために正常にボタンがスイッチを押すことができなくなっていました。
ゴム系接着剤にて固定することで正常にボタンのオンオフができるようになりました。
サービスマニュアルに従って、各部調整(メーター、動作点、レベルなど)し試聴しました。
Dolby-Cよりヒスノイズは明らかに減りますし、そして音のバランスを含め特に違和感はありません。
ただし、このユニット録音再生別に回路がないので、録再同時モニターはできなくなります。
モードを「PASS」に設定するとノイズリダクション回路がスルーされ、アナログメーターの動きを眺めることができます。
これだけでも良いかもしれません。